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ヨシュア記

聖書 — 旧約 • キング・ジェームズ版、聖なる名の読解テキスト

全文所蔵:検証済みの KJV 原典(Project Gutenberg #10)から、David の聖なる名の編集法(2026-10-11)——神の名に対する識別パターンを含む——に従って構築した、ローカル正典プロセスの読解テキスト。

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第1章

1 さて、ヤハウェのしもべモーセの死後、このことが起こった。ヤハウェは、モーセの従者であるヌンの子ヨシュアに語って言われた。

2 「わたしのしもべモーセは死んだ。それゆえ今、立って、このヨルダンを渡れ。あなたと、このすべての民は、わたしが彼ら、すなわちイスラエルの子らに与える地へ行け。

3 あなたがたの足の裏が踏むすべての場所を、わたしはあなたがたに与えた。わたしがモーセに言ったとおりである。

4 荒野とこのレバノンから、大河ユーフラテス川まで、ヒッタイト人の全地、そして日の沈む方角の大海までが、あなたがたの領土となるであろう。

5 あなたの命のすべての日々に、あなたの前に立つことができる者は誰もいないであろう。わたしがモーセとともにいたように、わたしはあなたとともにいるであろう。わたしはあなたを見捨てず、あなたを離れないであろう。

6 強く、勇気をしっかり持ちなさい。あなたはこの民に、わたしが彼らの父祖たちに与えると誓った地を、嗣業として分け与えるからである。

7 ただ、強く、非常に勇気をしっかり持ちなさい。わたしのしもべモーセがあなたに命じたすべての律法にしたがって行うよう心がけるためである。それから右にも左にもそれてはならない。あなたが行くところどこでも栄えるためである。

8 この律法の書をあなたの口から離してはならない。昼も夜もそれを黙想し、その中に書かれているすべてのことにしたがって行うよう心がけなさい。そのとき、あなたは自分の道を栄えさせ、そのとき、あなたは良い成功を得るからである。

9 わたしはあなたに命じたではないか。強く、勇気をしっかり持ちなさい。恐れてはならない。うろたえてはならない。あなたが行くところどこにでも、イエシュア、あなたのイエシュアがあなたとともにおられるからである。」

10 そこでヨシュアは民の役人たちに命じて言った。

11 「陣営を通り、民に命じて言え。『食料を用意せよ。三日のうちに、あなたがたはこのヨルダンを渡り、あなたがたのイエシュアであるイエシュアが、あなたがたが所有するよう与えてくださる地を所有するために入って行くからである。』」

12 ルベン人たち、ガド人たち、マナセの部族の半分に、ヨシュアは語って言った。

13 「ヤハウェのしもべモーセがあなたがたに命じた言葉を覚えよ。彼は言った。『あなたがたのイエシュアであるイエシュアは、あなたがたに安息を与え、あなたがたにこの地を与えてくださった。』

14 あなたがたの妻たち、幼い者たち、家畜は、モーセがあなたがたに与えたヨルダンのこちら側の地にとどまるがよい。しかし、あなたがたは武装して、兄弟たちの先に渡り、勇気ある強い者たちは皆、彼らを助けよ。

15 イエシュアがあなたがたの兄弟たちに、あなたがたに与えたように安息を与え、彼らもまた、あなたがたのイエシュアであるイエシュアが彼らに与えてくださる地を所有するまでである。その後、あなたがたは自分たちの所有の地に帰り、それを楽しむがよい。それは、ヤハウェのしもべモーセが、日の昇る方角のヨルダンのこちら側であなたがたに与えたものである。」

16 彼らはヨシュアに答えて言った。「あなたがわたしたちに命じることはすべて行います。あなたがわたしたちを送るところはどこへでも、行きます。

17 わたしたちがすべてのことにおいてモーセに聞き従ったように、そのようにあなたにも聞き従います。ただ、イエシュア、あなたのイエシュアが、モーセとともにいてくださったように、あなたとともにいてくださいますように。

18 あなたの命令に背き、あなたが命じるすべてのことにおいてあなたの言葉に聞き従わない者は、誰であれ死に渡されるであろう。ただ、強く、勇気をしっかり持ちなさい。」

第2章

1 ヌンの子ヨシュアは、シッティムから二人(ふたり)の者を密かに斥候として送り出し、言った。「行ってその地を見よ。エリコをも。」彼らは行って、ラハブという名の遊女の家に入り、そこに泊まった。

2 エリコの王に告げて言う者があった。「見よ、今夜、イスラエルの子らの中から者たちが、この国を探るためにここへ入って来ました。」

3 エリコの王はラハブに人を遣わして言った。「あなたのところに来て、あなたの家に入った者たちを連れ出せ。彼らは全土を探るために来たのである。」

4 女はその二人(ふたり)を連れて行き、彼らを隠して、こう言った。「者たちがわたしのところに来たことは確かですが、彼らがどこから来たのか、わたしは知りませんでした。

5 門が閉まろうとする頃、暗くなった時、その者たちは出て行きました。その者たちがどこへ行ったのか、わたしは知りません。急いで彼らの後を追いなさい。あなたがたは彼らに追いつくでしょう。」

6 しかし彼女は彼らを家の屋上に連れ上り、屋上に整えて置いてあった亜麻の茎の中に彼らを隠していたのである。

7 その者たちはヨルダンへの道を、渡し場まで彼らを追った。彼らを追う者たちが出て行くとすぐに、彼らは門を閉めた。

8 彼らが寝る前に、彼女は屋上に上って彼らのところに来た。

9 彼女はその者たちに言った。「イエシュアがあなたがたにこの地を与えてくださったこと、そしてあなたがたへの恐れがわたしたちの上に落ち、この地の住民すべてがあなたがたのゆえに気を失っていることを、わたしは知っています。

10 あなたがたがエジプトから出て来た時、イエシュアがあなたがたのために紅海の水を干上がらせてくださったこと、またあなたがたがヨルダンの向こう側にいたアモリ人の二人の王、シホンとオグになさったこと、彼らを滅ぼし尽くされたことを、わたしたちは聞いたからです。

11 わたしたちはこれらのことを聞くとすぐに、心は溶け、あなたがたのゆえに、誰にももはや勇気は残りませんでした。あなたがたのヤハウェであるヤハウェ、この方は、上の天においても、下の地においてもヤハウェであられるからです。

12 それゆえ今、どうかヤハウェによってわたしに誓ってください。わたしがあなたがたに慈しみを示したのですから、あなたがたもわたしの父の家に慈しみを示し、わたしに真実のしるしを与えてください。

13 そして、わたしの父と母、兄弟たちと姉妹たち、そして彼らが持つすべてのものを生きながらえさせ、わたしたちの命を死から救い出してください。」

14 その者たちは彼女に答えた。「あなたがこのわたしたちの事を漏らさないなら、わたしたちの命をもってあなたがたの命に代えよう。イエシュアがわたしたちにこの地を与えてくださる時、わたしたちはあなたに慈しみと真実をもって接するであろう。」

15 そこで彼女は窓から綱で彼らを降ろした。彼女の家は町の城壁の上にあり、彼女は城壁の上に住んでいたからである。

16 彼女は彼らに言った。「追う者たちに出会わないよう、山へ行きなさい。追う者たちが帰るまで、三日の間、そこに身を隠しなさい。その後で、あなたがたの道を行くがよい。」

17 その者たちは彼女に言った。「あなたがわたしたちに誓わせたこのあなたの誓いについては、わたしたちに咎はないであろう。

18 見よ、わたしたちがこの地に入る時、あなたはわたしたちを降ろした窓に、この緋色の糸の紐を結び付けなければならない。そしてあなたの父と母、兄弟たちと、あなたの父の家の者すべてを、あなたの家に集めなさい。

19 あなたの家の戸口から外の通りに出る者は誰であれ、その血はその者の頭に帰し、わたしたちに咎はないであろう。あなたとともに家の中にいる者は誰であれ、もしその者に手が下されるなら、その血はわたしたちの頭に帰するであろう。」

20 「もしあなたがこのわたしたちの事を漏らすなら、あなたがわたしたちに誓わせたあなたの誓いから、わたしたちは解かれるであろう。」

21 彼女は言った。「あなたがたの言葉どおりになりますように。」彼女は彼らを送り出し、彼らは去った。彼女は緋色の紐を窓に結び付けた。

22 彼らは行って山に来て、追う者たちが帰るまで三日の間そこにとどまった。追う者たちは道中くまなく彼らを捜したが、見つけることはなかった。

23 こうして二人(ふたり)は帰り、山を下り、渡って、ヌンの子ヨシュアのところに来て、自分たちに起こったすべてのことを彼に告げた。

24 彼らはヨシュアに言った。「まことにイエシュアは全土をわたしたちの手に渡してくださいました。この国の住民すべてが、わたしたちのゆえに気を失っているからです。」

第3章

1 ヨシュアは朝早く起きた。彼らはシッティムを出発してヨルダンに来た。彼とイスラエルの子らすべては、渡る前にそこに泊まった。

2 三日が過ぎた後、このことが起こった。役人たちが陣営を通った。

3 彼らは民に命じて言った。「あなたがたのヤハウェであるヤハウェの契約の箱と、それを担ぐ祭司であるレビ人たちを見たら、あなたがたの場所を離れて、その後について行け。

4 ただし、あなたがたとその箱との間には、測って約二千キュビトの間隔がなければならない。それに近づいてはならない。あなたがたが進むべき道を知るためである。あなたがたは今までこの道を通ったことがないからである。」

5 ヨシュアは民に言った。「あなたがた自身を聖別せよ。明日、イエシュアがあなたがたのただ中で驚くべきことを行ってくださるからである。」

6 ヨシュアは祭司たちに語って言った。「契約の箱を取り上げ、民の前に渡れ。」彼らは契約の箱を取り上げ、民の前に進んだ。

7 イエシュアはヨシュアに言われた。「この日、わたしは全イスラエルの目の前であなたを大いなる者とし始める。わたしがモーセとともにいたように、あなたとともにいることを、彼らが知るためである。

8 あなたは契約の箱を担ぐ祭司たちに命じて言え。『あなたがたがヨルダンの水の際(きわ)に来たら、ヨルダンの中に立ち止まれ。』」

9 ヨシュアはイスラエルの子らに言った。「ここに近づき、イエシュア、あなたがたのイエシュアの言葉を聞け。」

10 ヨシュアは言った。「これによって、あなたがたは生けるイエシュアがあなたがたのただ中におられ、この方があなたがたの前から、カナン人、ヒッタイト人、ヒビ人、ペリジ人、ギルガシ人、アモリ人、エブス人を必ず追い払ってくださることを知るであろう。

11 見よ、全地のヤハウェの契約の箱が、あなたがたの前にヨルダンへ渡って行く。

12 それゆえ今、イスラエルの部族の中から十二人の者を選び出せ。各部族から一人(ひとり)ずつである。

13 全地のヤハウェであるヤハウェの箱を担ぐ祭司たちの足の裏がヨルダンの水の中に休むとすぐに、このことが起こるであろう。ヨルダンの水は、上から流れて来る水から断ち切られ、一つの堆(うずたか)い盛り上がりとして立つであろう。」

14 民がヨルダンを渡るために天幕を離れて出発し、祭司たちが民の前に契約の箱を担いでいる時、このことが起こった。

15 箱を担ぐ者たちがヨルダンに来て、箱を担ぐ祭司たちの足が水の際に浸った時――ヨルダンは刈り入れの期間中ずっと、そのすべての岸にあふれている――、

16 上から流れて来た水は立ち止まり、ザレタンのそばにある町アダムから非常に遠くで、一つの盛り上がりとなってせり上がった。平原の海、すなわち塩の海の方へ流れ下る水は尽きて、断ち切られた。民はエリコの真正面を渡った。

17 ヤハウェの契約の箱を担ぐ祭司たちは、ヨルダンの真ん中の乾いた地にしっかりと立った。イスラエル人すべてが乾いた地を渡り、民すべてがヨルダンを渡り終えるまでであった。

第4章

1 民すべてがヨルダンを渡り終えた時、このことが起こった。ヤハウェはヨシュアに語って言われた。

2 「民の中から十二人の者を選び出せ。各部族から一人(ひとり)ずつである。

3 彼らに命じて言え。『ここ、ヨルダンの真ん中、祭司たちの足がしっかり立っていた場所から、十二個の石を取り上げ、それらをあなたがたとともに運び渡し、今夜あなたがたが泊まる宿営地に置け。』」

4 そこでヨシュアは、イスラエルの子らの中から備えていた十二人の者を呼んだ。各部族から一人(ひとり)ずつである。

5 ヨシュアは彼らに言った。「あなたがたのヤハウェであるヤハウェの箱の前に、ヨルダンの真ん中へ渡って行き、あなたがた一人(ひとり)ひとりが、イスラエルの子らの部族の数にしたがって、石を一つ肩に取り上げよ。

6 これはあなたがたのただ中でのしるしとなるためである。あなたがたの子らが後の時代に父たちに尋ねて、『これらの石は、あなたがたにとって何を意味するのですか』と言う時、

7 あなたがたは彼らに答えよ。『ヨルダンの水がヤハウェの契約の箱の前で断ち切られたからである。それがヨルダンを渡る時、ヨルダンの水は断ち切られた。これらの石は、イスラエルの子らにとって永遠の記念となるであろう。』」

8 イスラエルの子らは、ヨシュアが命じたとおりに行い、ヤハウェがヨシュアに語られたとおり、イスラエルの子らの部族の数にしたがって、ヨルダンの真ん中から十二個の石を取り上げ、それらを自分たちとともに、泊まった場所まで運び渡し、そこに置いた。

9 ヨシュアは、契約の箱を担ぐ祭司たちの足が立っていた場所、ヨルダンの真ん中に、十二個の石を立てた。それらは今日までそこにある。

10 箱を担ぐ祭司たちは、ヤハウェが民に語るようヨシュアに命じられたすべてのことが終わるまで、モーセがヨシュアに命じたすべてのことにしたがって、ヨルダンの真ん中に立っていた。民は急いで渡った。

11 民すべてが渡り終えた時、このことが起こった。ヤハウェの箱と祭司たちが、民の目の前を渡った。

12 ルベンの子らとガドの子らと、マナセの部族の半分は、モーセが彼らに語ったとおり、イスラエルの子らの前に武装して渡った。

13 戦いの備えをした者、約四万人が、戦いのために、エリコの平原へ、イエシュアの前に渡った。

14 その日、ヤハウェは全イスラエルの目の前でヨシュアを大いなる者とされた。彼らは、彼の生涯のすべての日々、モーセを畏れたように彼を畏れた。

15 ヤハウェはヨシュアに語って言われた。

16 「証しの箱を担ぐ祭司たちに命じて、ヨルダンから上がって来させよ。」

17 そこでヨシュアは祭司たちに命じて言った。「ヨルダンから上がって来い。」

18 ヤハウェの契約の箱を担ぐ祭司たちがヨルダンの真ん中から上がって来て、祭司たちの足の裏が乾いた地に上げられた時、このことが起こった。ヨルダンの水はその場所に戻り、以前のようにそのすべての岸にあふれて流れた。

19 民は第一の月の第十日にヨルダンから上がって来て、エリコの東の境にあるギルガルに陣を敷いた。

20 ヨルダンから取り出したあの十二個の石を、ヨシュアはギルガルに立てた。

21 彼はイスラエルの子らに語って言った。「あなたがたの子らが後の時代に父たちに尋ねて、『これらの石は何を意味するのですか』と言う時、

22 あなたがたは子らに知らせて言え。『イスラエルはこのヨルダンを、乾いた地の上を通って渡って来た。』

23 イエシュア、あなたがたのイエシュアが、あなたがたが渡り終えるまで、あなたがたの前でヨルダンの水を干上がらせてくださったからである。イエシュア、あなたがたのイエシュアが、わたしたちが渡り終えるまで、わたしたちの前で紅海を干上がらせてくださったのと同じである。

24 地のすべての民が、イエシュアの手が力強いことを知るためであり、あなたがたがヤハウェ、あなたがたのヤハウェを永遠に畏れるためである。」

第5章

1 ヨルダンの西側にいたアモリ人の王たちすべてと、海辺にいたカナン人の王たちすべてが、イエシュアがイスラエルの子らの前でヨルダンの水を干上がらせ、わたしたちが渡り終えるまでのことを聞いた時、このことが起こった。彼らの心は溶け、イスラエルの子らのゆえに、彼らの中にもはや気力は残っていなかった。

2 その時、ヤハウェはヨシュアに言われた。「鋭い小刀を作り、イスラエルの子らに再び、二度目の割礼を施せ。」

3 ヨシュアは鋭い小刀を作り、包皮の丘でイスラエルの子らに割礼を施した。

4 ヨシュアが割礼を施した理由はこうである。エジプトから出て来た民すべて、すなわち男たち、戦う男すべては、エジプトを出た後、道中の荒野で死んだ。

5 出て来た民すべては割礼を受けていた。しかし、エジプトから出て来る道中の荒野で生まれた民すべてには、彼らは割礼を施していなかった。

6 イスラエルの子らは四十年の間荒野を歩んだ。エジプトから出て来た戦う男であった民すべてが滅び尽くすまでである。彼らがヤハウェの声に従わなかったからである。ヤハウェは彼らに、父祖たちに与えるとヤハウェが誓われた地、乳と蜜の流れる地を、彼らには見せないと誓われたのである。

7 彼らに代えて起こされたその子らに、ヨシュアは割礼を施した。彼らが道中で割礼を受けていなかったため、割礼を受けていない者であったからである。

8 彼らが民すべてに割礼を施し終えた時、このことが起こった。彼らは癒えるまで、陣営の中で自分の場所にとどまった。

9 イエシュアはヨシュアに言われた。「この日、わたしはエジプトのそしりをあなたがたから転がし去った。」それゆえ、その場所の名は今日までギルガルと呼ばれている。

10 イスラエルの子らはギルガルに陣を敷き、その月の第十四日の夕方、エリコの平原で過越を守った。

11 過越の翌日、彼らはその地の古い穀物を食べた。種なしパンと炒り麦を、まさにその日にである。

12 彼らがその地の古い穀物を食べた翌日、マナはやんだ。イスラエルの子らにはもはやマナはなかった。その年、彼らはカナンの地の実りを食べた。

13 ヨシュアがエリコのそばにいた時、このことが起こった。彼は目を上げて見た。見よ、剣を抜いて手に持った一人の男が、彼の向かい側に立っていた。ヨシュアは彼のところへ行き、彼に言った。「あなたはわたしたちの味方ですか、それともわたしたちの敵の味方ですか。」

14 彼は言った。「いや、わたしはイエシュアの軍勢の将として、今来たのである。」ヨシュアは地に顔を伏せて礼拝し、彼に言った。「わたしのイエシュアは、そのしもべに何とおっしゃるのですか。」

15 イエシュアの軍勢の将はヨシュアに言った。「あなたの足から履物を脱げ。あなたの立っている場所は聖なる所である。」ヨシュアはそのとおりにした。

第6章

1 さてエリコは、イスラエルの子らのゆえに固く閉ざされていた。出る者も、入る者もなかった。

2 イエシュアはヨシュアに言われた。「見よ、わたしはエリコとその王と、勇気ある強い者たちを、あなたの手に与えた。

3 あなたがたは町を巡れ。戦う男すべてよ、町を一周せよ。六日の間、このように行え。

4 七人の祭司が、箱の前に雄羊の角のラッパを七つ担げ。第七日には、あなたがたは町を七度巡れ。祭司たちはラッパを吹け。

5 彼らが雄羊の角で長く吹き鳴らし、あなたがたがラッパの音を聞いた時、このことが起こるであろう。民すべては大きな叫び声で叫べ。町の城壁は平らに崩れ落ち、民は一人(ひとり)ひとりまっすぐに自分の前へ上って行くであろう。」

6 ヌンの子ヨシュアは祭司たちを呼び、彼らに言った。「契約の箱を取り上げよ。七人の祭司に、ヤハウェの箱の前に雄羊の角のラッパを七つ担がせよ。」

7 彼は民に言った。「進み、町を巡れ。武装した者に、ヤハウェの箱の前を進ませよ。」

8 ヨシュアが民に語り終えた時、このことが起こった。雄羊の角のラッパ七つを担ぐ七人の祭司が、イエシュアの前を進み、ラッパを吹いた。ヤハウェの契約の箱は彼らの後に従った。

9 武装した者たちは、ラッパを吹く祭司たちの前に進み、後衛は箱の後に来た。祭司たちは進みながら、ラッパを吹いた。

10 ヨシュアは民に命じて言っていた。「叫んではならない。声でどんな音も出してはならない。わたしがあなたがたに叫べと命じる日まで、一言もあなたの口から出してはならない。その時、あなたがたは叫べ。」

11 こうしてヤハウェの箱は町を巡り、一周した。彼らは陣営に来て、陣営に泊まった。

12 ヨシュアは朝早く起きた。祭司たちはヤハウェの箱を取り上げた。

13 ヤハウェの箱の前に雄羊の角のラッパ七つを担ぐ七人の祭司が絶えず進み、ラッパを吹いた。武装した者たちは彼らの前に進み、後衛はヤハウェの箱の後に来た。祭司たちは進みながら、ラッパを吹いた。

14 二日目、彼らは町を一周して巡り、陣営に帰った。六日の間、彼らはこのようにした。

15 第七日、このことが起こった。彼らは夜明け頃に早く起き、同じ仕方で町を七度巡った。その日に限って、彼らは町を七度巡ったのである。

16 第七度目、祭司たちがラッパを吹いた時、このことが起こった。ヨシュアは民に言った。「叫べ。イエシュアがあなたがたに町を与えてくださったからである。

17 町は、その中にあるすべてのものとともに、ヤハウェに聖絶されるであろう。遊女ラハブだけは、彼女と、家の中で彼女とともにいる者すべてが生きるであろう。彼女が、わたしたちが送った使者たちを隠したからである。

18 あなたがたは、どんなことがあっても聖絶のものに触れないよう用心せよ。聖絶のものを取る時、あなたがた自身が聖絶され、イスラエルの陣営を呪いとし、それを煩わせることのないためである。

19 しかし銀と金すべて、青銅と鉄の器は、ヤハウェに聖別されている。それらはヤハウェの宝物倉に入るであろう。」

20 そこで祭司たちがラッパを吹いた時、民は叫んだ。民がラッパの音を聞き、民が大きな叫び声で叫んだ時、このことが起こった。城壁は平らに崩れ落ち、民は町へ、一人(ひとり)ひとりまっすぐに自分の前へ上って行き、町を占領した。

21 彼らは町の中にあったすべてのものを、男も女も、若い者も年老いた者も、牛も羊もろばも、剣の刃で滅ぼし尽くした。

22 しかしヨシュアは、その国を偵察した二人(ふたり)の者に言っていた。「遊女の家に行き、あなたがたが彼女に誓ったとおり、その女と、彼女が持つすべてのものを、そこから連れ出せ。」

23 斥候であった若者たちは入り、ラハブと彼女の父と母、兄弟たちと、彼女が持つすべてのものを連れ出した。彼らは彼女の親族すべてを連れ出し、イスラエルの陣営の外に置いた。

24 彼らは町と、その中にあったすべてのものを火で焼いた。銀と金、青銅と鉄の器だけは、ヤハウェの家の宝物倉に入れた。

25 ヨシュアは遊女ラハブと彼女の父の家と、彼女が持つすべてのものを生きながらえさせた。彼女は今日までイスラエルの中に住んでいる。ヨシュアがエリコを偵察するために送った使者たちを、彼女が隠したからである。

26 ヨシュアはその時、彼らに厳かに誓わせて言った。「ヤハウェの前で呪われるのは、この町エリコを再び建てようと立ち上がる者である。彼はその長子をもってその礎を据え、その末子をもってその門を立てるであろう。」

27 こうしてイエシュアはヨシュアとともにおられた。彼の名声は全土に鳴り響いた。

第7章

1 しかしイスラエルの子らは、聖絶のものにおいて背いた。ユダの部族の、ゼラの子ザブディの子であるカルミの子アカンが、聖絶のものを取ったからである。ヤハウェの怒りはイスラエルの子らに対して燃え上がった。

2 ヨシュアはエリコからアイへ人を送った。アイはベテル東の、ベテ・アベンのそばにある。彼は彼らに語って言った。「上って行って、その国を見よ。」その者たちは上って行き、アイを見た。

3 彼らはヨシュアのところに帰って、彼に言った。「民すべてを上らせてはなりません。二千か三千人ほどを上らせてアイを打たせなさい。民すべてをそこへ労苦させてはなりません。彼らはわずかしかいないからです。」

4 そこで民の中から約三千人がそこへ上って行ったが、彼らはアイの者たちの前から逃げた。

5 アイの者たちは彼らの中から約三十六人を打った。彼らは門の前からシェバリムまで彼らを追い、下り坂で彼らを打った。それゆえ民の心は溶け、水のようになった。

6 ヨシュアは自分の衣服を裂き、夕方まで、イスラエルの長老たちとともに、ヤハウェの箱の前に地に顔を伏せ、頭に塵をかぶった。

7 ヨシュアは言った。「ああ、ヤハウェよ、あなたはなぜこの民をヨルダンを渡らせて来られたのですか。わたしたちをアモリ人の手に渡して滅ぼすためですか。ああ、ヤハウェに願わくは、わたしたちが満足して、ヨルダンの向こう側に住んでいたらよかったのに。

8 ヤハウェよ、イスラエルが敵の前で背を向けた今、わたしは何と言えばよいのでしょうか。

9 カナン人とこの地の住民すべてがこれを聞き、わたしたちを取り囲み、わたしたちの名を地から断ち切るでしょう。あなたの大いなる名のために、あなたは何をなさるのですか。」

10 ヤハウェはヨシュアに言われた。「立ち上がれ。あなたはなぜこのように顔を伏せているのか。

11 イスラエルは罪を犯した。彼らはまた、わたしが彼らに命じたわたしの契約を破った。彼らは聖絶のものさえ取り、また盗み、また偽り、またそれを自分たちの持ち物の中にさえ入れた。

12 それゆえイスラエルの子らは敵の前に立つことができず、敵の前で背を向けた。彼らが聖絶されたからである。あなたがたが聖絶のものをあなたがたの中から滅ぼさない限り、わたしはもはやあなたがたとともにいないであろう。

13 立て、民を聖別し、言え。『明日に備えてあなたがた自身を聖別せよ。イスラエルのヤハウェがこう言われるからである。「イスラエルよ、あなたのただ中に聖絶のものがある。あなたがたが聖絶のものをあなたがたの中から取り除くまで、あなたは敵の前に立つことはできない。」

14 それゆえ朝、あなたがたは部族ごとに近づけ。ヤハウェが取り出される部族は、その家族ごとに近づけ。ヤハウェが取り出される家族は、その家ごとに近づけ。ヤハウェが取り出される家は、一人(ひとり)ひとり近づけ。

15 聖絶のものを取ったことが明らかになった者は、彼と彼が持つすべてのものが、火で焼かれるであろう。彼がヤハウェの契約を破り、イスラエルにおいて愚かなことを行ったからである。』」

16 こうしてヨシュアは朝早く起き、イスラエルをその部族ごとに近づけた。ユダの部族が取り出された。

17 彼はユダの家族を近づけた。彼はザラ人の家族を取り出した。彼はザラ人の家族を一人(ひとり)ひとり近づけた。ザブディが取り出された。

18 彼は彼の家を一人(ひとり)ひとり近づけた。ユダの部族の、ゼラの子ザブディの子であるカルミの子アカンが取り出された。

19 ヨシュアはアカンに言った。「わが子よ、どうかイスラエルのヤハウェに栄光を帰し、彼に告白せよ。今、あなたがしたことをわたしに告げよ。それをわたしに隠してはならない。」

20 アカンはヨシュアに答えて言った。「まことに、わたしはイスラエルのヤハウェに対して罪を犯しました。わたしはこうこうしました。

21 分捕り物の中に、立派なバビロンの上着と、銀二百シェケルと、重さ五十シェケルの金の延べ棒を見た時、わたしはそれらをむさぼり、取りました。見よ、それらはわたしの天幕の真ん中の土の中に隠してあり、銀はその下にあります。」

22 そこでヨシュアは使者たちを送り、彼らは天幕へ走った。見よ、それは彼の天幕の中に隠してあり、銀はその下にあった。

23 彼らは天幕の真ん中からそれらを取り出し、ヨシュアとイスラエルの子らすべてのところへ持って来て、ヤハウェの前に置いた。

24 ヨシュアと、彼とともにいる全イスラエルは、ゼラの子アカンと、銀と上着と金の延べ棒、彼の息子たちと娘たち、牛とろばと羊、天幕と、彼が持つすべてのものを取り、アコルの谷へ連れて行った。

25 ヨシュアは言った。「なぜあなたはわたしたちを煩わせたのか。ヤハウェはこの日、あなたを煩わせられるであろう。」全イスラエルは彼を石で打ち、彼らを石で打った後、火で焼いた。

26 彼らは彼の上に、今日まで残る大きな石の山を積み上げた。こうしてヤハウェは、その激しい怒りから転じられた。それゆえ、その場所の名は今日までアコルの谷と呼ばれている。

第8章

1 イエシュアはヨシュアに言われた。「恐れてはならない。うろたえてはならない。戦う民すべてをあなたとともに連れ、立ってアイへ上れ。見よ、わたしはアイの王とその民、その町とその地を、あなたの手に与えた。

2 あなたはアイとその王に、エリコとその王にしたように行え。ただしその分捕り物とその家畜は、あなたがた自身の獲物として取るがよい。町の背後に、町に対する伏兵を置け。」

3 こうしてヨシュアと戦う民すべては、アイに対して上るために立った。ヨシュアは勇気ある強い者を三万人選び出し、夜のうちに彼らを送り出した。

4 彼は彼らに命じて言った。「見よ、あなたがたは町に対して待ち伏せせよ。町の背後でである。町からあまり遠くへ行ってはならない。あなたがたすべて、備えをしていよ。

5 わたしと、わたしとともにいる民すべては、町に近づく。彼らが最初のようにわたしたちに対して出て来る時、このことが起こるであろう。その時、わたしたちは彼らの前から逃げる。

6 彼らはわたしたちの後を追って出て来るであろう。わたしたちが彼らを町から引き離すまでである。彼らは『彼らは最初のように、わたしたちの前から逃げている』と言うからである。それゆえ、わたしたちは彼らの前から逃げる。

7 その時、あなたがたは伏兵から立ち上がり、町を占領せよ。イエシュア、あなたがたのイエシュアが、それをあなたがたの手に渡してくださるからである。

8 あなたがたが町を占領した時、このことが起こるであろう。あなたがたは町に火を付けよ。イエシュアの命令にしたがって行え。見よ、わたしはあなたがたに命じた。」

9 そこでヨシュアは彼らを送り出した。彼らは待ち伏せに行って、ベテルとアイの間、アイの西側にとどまった。しかしヨシュアはその夜、民のただ中に泊まった。

10 ヨシュアは朝早く起き、民を数え、イスラエルの長老たちとともに、民の前に上ってアイへ行った。

11 彼とともにいた民すべて、すなわち戦う民は上って近づき、町の前に来て、アイの北側に陣を敷いた。彼らとアイの間には谷があった。

12 彼は約五千人を取り、ベテルとアイの間、町の西側に待ち伏せさせた。

13 彼らが民を配置した時、すなわち町の北にいた全陣営と、町の西にいた彼らの伏兵である時、ヨシュアはその夜、谷の真ん中へ行った。

14 アイの王がそれを見た時、このことが起こった。彼らは急ぎ、早く起き、町の者たちは、定められた時に、平原の前で、イスラエルとの戦いに出て行った。彼と彼の民すべてである。しかし彼は、町の背後に自分に対する伏兵がいることを知らなかった。

15 ヨシュアと全イスラエルは、彼らの前で敗れたふりをし、荒野への道を逃げた。

16 アイにいた民すべては、彼らの後を追うために呼び集められた。彼らはヨシュアの後を追い、町から引き離された。

17 アイにもベテルにも、イスラエルの後を追って出て行かなかった者は一人(ひとり)も残らなかった。彼らは町を開いたままにし、イスラエルの後を追った。

18 イエシュアはヨシュアに言われた。「あなたの手にある槍を、アイに向けて伸ばせ。わたしがそれをあなたの手に与えるからである。」ヨシュアは手に持っていた槍を、町に向けて伸ばした。

19 伏兵はその場所から速やかに立ち上がり、彼が手を伸ばすとすぐに走った。彼らは町に入り、それを占領し、急いで町に火を付けた。

20 アイの者たちが後ろを振り返った時、彼らは見た。見よ、町の煙が天に上っていた。彼らはこちらにもあちらにも逃げる力がなかった。荒野へ逃げていた民は、追う者たちの方へ向き返った。

21 ヨシュアと全イスラエルが、伏兵が町を占領し、町の煙が上っているのを見た時、彼らは向き返って、アイの者たちを打った。

22 他の者たちも町から出て彼らに向かった。こうして彼らはイスラエルの真ん中にいた。こちら側にもあちら側にもである。彼らは彼らを打ち、彼らのうち誰も残したり逃がしたりしなかった。

23 アイの王を、彼らは生け捕りにし、ヨシュアのところへ連れて来た。

24 イスラエルが野原で、自分たちが追った荒野で、アイの住民すべてを打ち殺し終え、彼らすべてが滅び尽くすまで剣の刃に倒れた時、このことが起こった。全イスラエル人はアイに帰り、それを剣の刃で打った。

25 こうして、その日に倒れた者は、男も女もすべて一万二千人であった。アイの者すべてである。

26 ヨシュアは、アイの住民すべてを滅ぼし尽くすまで、槍を伸ばしていた手を引っ込めなかったからである。

27 ただその町の家畜と分捕り物だけを、イスラエルは、イエシュアがヨシュアに命じられた言葉にしたがって、自分たちの獲物として取った。

28 ヨシュアはアイを焼き、それを永遠の廃墟、今日まで続く荒れ地とした。

29 アイの王を、彼は夕方まで木に吊るした。日が沈むとすぐに、ヨシュアは命じ、彼らは彼の死体を木から降ろし、町の門の入口に投げ、その上に今日まで残る大きな石の山を積み上げた。

30 その時、ヨシュアはエバル山に、イスラエルのヤハウェのために祭壇を築いた。

31 モーセ、ヤハウェのしもべがイスラエルの子らに命じたとおり、モーセの律法の書に書かれているとおりである。誰も鉄の道具を振り上げたことのない、自然のままの石の祭壇である。彼らはその上でヤハウェに焼き尽くす献げ物を献げ、平和の献げ物を犠牲として献げた。

32 彼はその石の上に、モーセの律法の写しを書いた。彼がイスラエルの子らの前で書いたものである。

33 全イスラエルとその長老たち、役人たち、裁判人たちは、ヤハウェの契約の箱のこちら側とあちら側に立ち、箱を担ぐ祭司であるレビ人たちの前にいた。寄留者も、その中に生まれた者も同様である。彼らの半分はゲリジム山の前に、半分はエバル山の前にいた。モーセ、ヤハウェのしもべが以前に、イスラエルの民を祝福するよう命じたとおりである。

34 その後、彼は律法のすべての言葉、祝福と呪いを、律法の書に書かれているすべてのことにしたがって読み上げた。

35 モーセが命じたすべての言葉の中で、ヨシュアがイスラエルの全会衆の前で、女たちと幼い者たちと、彼らのただ中に交わって住む寄留者たちとともに、読まなかった言葉は一つもなかった。

第9章

1 ヨルダンのこちら側にいた王たちすべて、山地と谷間と、レバノンの向かいにある大海のすべての海岸にいた者たち、ヒッタイト人、アモリ人、カナン人、ペリジ人、ヒビ人、エブス人がこれを聞いた時、このことが起こった。

2 彼らは心を一つにして、ヨシュアとイスラエルと戦うために、一つに集まった。

3 ギベオンの住民が、ヨシュアがエリコとアイになしたことを聞いた時、

4 彼らは狡猾に振る舞い、行き、自分たちが使節であるかのように装い、ろばに古い袋を負わせ、古くて破れ、繕ったぶどう酒の皮袋を負わせた。

5 足には古くて継ぎ当てをした履物を履き、身には古い衣服をまとい、彼らの食料のパンはすべて乾いて、かびていた。

6 彼らはギルガルの陣営にいるヨシュアのところへ行き、彼とイスラエルの者たちに言った。「わたしたちは遠い国から来ました。それゆえ今、わたしたちと盟約を結んでください。」

7 イスラエルの者たちはヒビ人たちに言った。「ひょっとすると、あなたがたはわたしたちのただ中に住んでいるのかもしれません。どうしてわたしたちはあなたがたと盟約を結ぶことができるでしょうか。」

8 彼らはヨシュアに言った。「わたしたちはあなたのしもべです。」ヨシュアは彼らに言った。「あなたがたは誰ですか。どこから来たのですか。」

9 彼らは彼に言った。「あなたのしもべたちは、イエシュア、あなたのイエシュアの名のゆえに、非常に遠い国から来ました。彼の名声と、彼がエジプトでなさったすべてのことを聞いたからです。

10 また、彼がヨルダンの向こうにいたアモリ人の二人の王、ヘシュボンの王シホンと、アシュタロテにいたバシャンの王オグになさったすべてのことをもです。」

11 「それゆえ、わたしたちの長老たちと、わたしたちの国の住民すべては、わたしたちに語って言いました。『旅のために食料を手に取り、彼らに会いに出て行き、彼らに言え。わたしたちはあなたがたのしもべです。それゆえ今、わたしたちと盟約を結んでください。』

12 このわたしたちのパンは、あなたがたのところへ行くために出発した日に、家から食料として温かいまま取ったものです。しかし今、見てください、それは乾いて、かびています。

13 これらのぶどう酒の皮袋は、わたしたちが満たした時は新しいものでした。しかし見てください、それらは破れています。これらのわたしたちの衣服と履物は、非常に長い旅のゆえに古くなりました。」

14 その者たちは彼らの食料を受け取ったが、ヤハウェの口に伺いを求めなかった。

15 ヨシュアは彼らと平和を結び、彼らを生かしておく盟約を彼らと結んだ。会衆の長たちは彼らに誓った。

16 彼らと盟約を結んでから三日が終わる頃、このことが起こった。彼らは、彼らが自分たちの隣人であり、自分たちのただ中に住んでいることを聞いた。

17 イスラエルの子らは旅立ち、三日目に彼らの町々に来た。彼らの町々は、ギベオン、ケフィラ、ベエロト、キルヤテ・エアリムであった。

18 イスラエルの子らは彼らを打たなかった。会衆の長たちがイスラエルのヤハウェによって彼らに誓っていたからである。全会衆は長たちに対してつぶやいた。

19 しかし長たちすべては全会衆に言った。「わたしたちはイスラエルのヤハウェによって彼らに誓った。それゆえ今、わたしたちは彼らに触れることはできない。

20 わたしたちは彼らにこうしよう。わたしたちが彼らに誓った誓いのゆえに、怒りがわたしたちの上に臨まないよう、彼らを生かしておこう。」

21 長たちは彼らに言った。「彼らを生かしておけ。ただし彼らを、全会衆のための木を切る者と水を汲む者とせよ。」長たちが彼らに約束したとおりである。

22 ヨシュアは彼らを呼び寄せ、彼らに語って言った。「なぜあなたがたは、『わたしたちはあなたがたから非常に遠くにいます』と言って、わたしたちを欺いたのか。あなたがたはわたしたちのただ中に住んでいるのに。

23 それゆえ今、あなたがたは呪われている。あなたがたのうち、奴隷であることから、わたしのヤハウェの家のための木を切る者と水を汲む者であることから、解放される者は誰もいないであろう。」

24 彼らはヨシュアに答えて言った。「ヤハウェ、あなたのヤハウェが、そのしもべモーセに、あなたがたに全土を与え、あなたがたの前からこの地の住民すべてを滅ぼすよう命じられたことが、あなたのしもべたちに確かに告げられたからです。それゆえ、わたしたちはあなたがたのゆえに、自分たちの命を非常に恐れ、このことをしたのです。

25 今、見よ、わたしたちはあなたの手の中にあります。わたしたちに行うのがあなたの目に良く、正しいと思われるように、行ってください。」

26 こうして彼は彼らにそのように行い、彼らをイスラエルの子らの手から救い出し、彼らが彼らを殺さないようにした。

27 その日、ヨシュアは彼らを、会衆のための、またヤハウェの祭壇のための、木を切る者と水を汲む者とした。今日まで、彼が選ばれる場所においてである。

第10章

1 エルサレムの王アドニ・ゼデクが、ヨシュアがアイを取り、それを滅ぼし尽くしたこと、彼がエリコとその王にしたように、アイとその王にもしたこと、またギベオンの住民がイスラエルと平和を結び、彼らのただ中にいることを聞いた時、このことが起こった。

2 彼らは大いに恐れた。ギベオンが王の町々の一つほどの大きな町であり、アイよりも大きく、その者たちすべてが強い者であったからである。

3 そこでエルサレムの王アドニ・ゼデクは、ヘブロンの王ホハム、ヤルムトの王ピラム、ラキシュの王ヤフィア、エグロンの王デビルに人を遣わして言った。

4 「わたしのところへ上って来て、わたしを助けてください。ギベオンを打とうではありませんか。それがヨシュアとイスラエルの子らと平和を結んだからです。」

5 そこでアモリ人の五人の王、エルサレムの王、ヘブロンの王、ヤルムトの王、ラキシュの王、エグロンの王は、一つに集まり、自分たちの全陣営とともに上って行き、ギベオンの前に陣を敷き、それに対して戦った。

6 ギベオンの者たちはギルガルの陣営にいるヨシュアに人を遣わして言った。「あなたのしもべたちから手を引いてはなりません。急いでわたしたちのところへ上って来て、わたしたちを救い、助けてください。山地に住むアモリ人の王たちすべてが、わたしたちに対して一つに集まったからです。」

7 そこでヨシュアは、彼とともにいる戦う民すべてと、勇気ある強い者すべてとともに、ギルガルから上った。

8 イエシュアはヨシュアに言われた。「彼らを恐れてはならない。わたしが彼らをあなたの手に渡したからである。彼らのうち、あなたの前に立つ者は一人(ひとり)もいないであろう。」

9 そこでヨシュアは突然彼らのところへ来た。一晩中ギルガルから上って行ったのである。

10 イエシュアは彼らをイスラエルの前で混乱させ、ギベオンで大きな殺戮をもって彼らを打たれた。彼らをベテ・ホロンへ上る道に沿って追い、アゼカまで、そしてマケダまで彼らを打たれた。

11 彼らがイスラエルの前から逃げ、ベテ・ホロンへの下り坂にいた時、このことが起こった。イエシュアはアゼカまで、彼らの上に天から大きな石を投げ下ろされ、彼らは死んだ。雹の石で死んだ者は、イスラエルの子らが剣で殺した者よりも多かった。

12 その時、ヨシュアはイエシュアに語った。イエシュアがアモリ人をイスラエルの子らの前に渡された日である。彼はイスラエルの目の前で言った。「太陽よ、ギベオンの上に静止せよ。月よ、アヤロンの谷に。」

13 太陽は静止し、月はとどまった。民がその敵に復讐するまでである。これはヤシャルの書に書かれていないか。こうして太陽は天の真ん中に静止し、ほぼ一日中沈もうとしなかった。

14 その前にも、その後にも、そのような日はなかった。イエシュアが一人の人の声に聞き従われた日である。イエシュアがイスラエルのために戦われたからである。

15 ヨシュアと、彼とともにいる全イスラエルは、ギルガルの陣営に帰った。

16 しかしこの五人の王は逃げ、マケダにある洞窟に身を隠した。

17 ヨシュアに告げる者があって言った。「五人の王がマケダにある洞窟に隠れているのが見つかりました。」

18 ヨシュアは言った。「洞窟の口に大きな石を転がし、そのそばに人を置いて彼らを見張らせよ。

19 あなたがたはとどまってはならない。敵の後を追い、その最後尾の者たちを打て。彼らを自分たちの町々に入れてはならない。イエシュア、あなたがたのイエシュアが、彼らをあなたがたの手に渡してくださったからである。」

20 ヨシュアとイスラエルの子らが、彼らが滅び尽くすまで、非常に大きな殺戮をもって彼らを打ち終えた時、このことが起こった。彼らのうち残った者は、堅固な町々に入った。

21 民すべては平和のうちに、マケダにいるヨシュアの陣営に帰った。イスラエルの子らの誰に対しても、舌を動かす者はなかった。

22 その時、ヨシュアは言った。「洞窟の口を開け、あの五人の王を洞窟からわたしのところへ連れ出せ。」

23 彼らはそのようにし、その五人の王を洞窟から彼のところへ連れ出した。エルサレムの王、ヘブロンの王、ヤルムトの王、ラキシュの王、エグロンの王である。

24 彼らがその王たちをヨシュアのところへ連れ出した時、このことが起こった。ヨシュアはイスラエルの者すべてを呼び寄せ、彼とともに行った戦う者たちの隊長たちに言った。「近づき、あなたがたの足をこれらの王の首に置け。」彼らは近づき、彼らの首に足を置いた。

25 ヨシュアは彼らに言った。「恐れてはならない。うろたえてはならない。強く、勇気をしっかり持ちなさい。イエシュアは、あなたがたが戦う敵すべてに、このようにしてくださるからである。」

26 その後、ヨシュアは彼らを打ち、殺し、五本の木に彼らを吊るした。彼らは夕方まで木に吊るされていた。

27 日が沈む時、このことが起こった。ヨシュアが命じ、彼らは彼らを木から降ろし、彼らが隠れていた洞窟に投げ入れ、洞窟の口に大きな石を置いた。それはまさに今日まで残っている。

28 その日、ヨシュアはマケダを取り、それを剣の刃で打ち、その王を滅ぼし尽くした。彼らと、その中にいたすべての魂である。彼は誰も残さなかった。彼はマケダの王に、エリコの王にしたように行った。

29 その時、ヨシュアはマケダから、彼とともにいる全イスラエルとともに、リブナへ進み、リブナに対して戦った。

30 イエシュアはそれとその王をも、イスラエルの手に渡された。彼はそれを剣の刃で打ち、その中にいたすべての魂を打った。彼はその中に誰も残さなかった。その王には、エリコの王にしたように行った。

31 ヨシュアはリブナから、彼とともにいる全イスラエルとともに、ラキシュへ進み、それに対して陣を敷き、それに対して戦った。

32 イエシュアはラキシュをイスラエルの手に渡された。イスラエルは二日目にそれを取り、それを剣の刃で打ち、その中にいたすべての魂を、彼がリブナに行ったすべてのことにしたがって打った。

33 その時、ゲゼルの王ホラムはラキシュを助けるために上って来た。ヨシュアは彼とその民を打ち、彼に残る者を一人(ひとり)も残さないほどにした。

34 ラキシュからヨシュアはエグロンへ進んだ。彼とともにいる全イスラエルとともにである。彼らはそれに対して陣を敷き、それに対して戦った。

35 彼らはその日にそれを取り、それを剣の刃で打ち、その中にいたすべての魂をその日滅ぼし尽くした。彼がラキシュに行ったすべてのことにしたがってである。

36 ヨシュアはエグロンから、彼とともにいる全イスラエルとともに、ヘブロンへ上った。彼らはそれに対して戦った。

37 彼らはそれを取り、それを剣の刃で打った。その王とそのすべての町々と、その中にいたすべての魂である。彼はエグロンに行ったすべてのことにしたがって、誰も残さなかった。それと、その中にいたすべての魂を滅ぼし尽くしたのである。

38 ヨシュアと、彼とともにいる全イスラエルは、デビルに帰り、それに対して戦った。

39 彼はそれとその王と、そのすべての町々を取った。彼らはそれらを剣の刃で打ち、その中にいたすべての魂を滅ぼし尽くした。彼は誰も残さなかった。彼がヘブロンにしたように、デビルとその王にもした。彼がリブナとその王にもしたようにである。

40 こうしてヨシュアは、山地と南と低地と斜面の全土と、その王たちすべてを打った。彼は誰も残さなかった。息のあるものすべてを滅ぼし尽くした。イスラエルのヤハウェが命じられたとおりである。

41 ヨシュアは彼らを、カデシュ・バルネアからガザまで、ゴシェンの全土からギベオンまで打った。

42 これらの王たちすべてとその地を、ヨシュアは一度に取った。イスラエルのイエシュアがイスラエルのために戦われたからである。

43 ヨシュアと、彼とともにいる全イスラエルは、ギルガルの陣営に帰った。

第11章

1 ハツォルの王ヤビンがこれらのことを聞いた時、このことが起こった。彼はマドンの王ヨバブ、シムロンの王、アクシャフの王に人を遣わした。

2 また、山地の北にいる王たちと、キネレトの南の平原にいる王たちと、谷間にいる王たちと、西のドルの高地にいる王たちにもである。

3 また、東と西にいるカナン人、アモリ人、ヒッタイト人、ペリジ人、山地にいるエブス人、ミツパの地にあるヘルモンの下にいるヒビ人にもである。

4 彼らは出て行った。彼らと、彼らとともにいる全陣営、多勢の民、海辺の砂のように数多く、馬と戦車も非常に多かった。

5 これらの王たちすべてが集まった時、彼らは来て、イスラエルと戦うために、メロムの水のそばにともに陣を敷いた。

6 イエシュアはヨシュアに言われた。「彼らのゆえに恐れてはならない。明日この頃、わたしは彼らすべてを、殺された者としてイスラエルの前に渡すからである。あなたは彼らの馬の足の筋を切り、彼らの戦車を火で焼け。」

7 そこでヨシュアは、彼とともにいるすべての戦いの民とともに、にわかにメロムの水のほとりで彼らに臨み、彼らに襲いかかった。

8 イエシュアは彼らをイスラエルの手に渡された。イスラエルは彼らを打ち、大シドンとミスレフォト・マイムと東のミツパの谷まで追い、残る者を一人も残さないまで彼らを打った。

9 ヨシュアは、イエシュアが彼に命じたとおり彼らに行い、彼らの馬のすじを切り、彼らの戦車を火で焼いた。

10 そのときヨシュアは引き返し、ハツォルを取り、その王を剣で打った。ハツォルは以前、それらすべての王国の頭であったからである。

11 彼らはその中のすべての魂を剣の刃で打ち、ことごとく滅ぼした。息をする者は一人も残されなかった。そして彼はハツォルを火で焼いた。

12 それらの王たちのすべての町と、そのすべての王を、ヨシュアは取り、剣の刃で打ち、ことごとく滅ぼした。ヤハウェのしもべモーセが命じたとおりである。

13 しかし、その勢いの上に立っていた町々については、イスラエルはそのどれも焼かず、ハツォルだけをヨシュアが焼いた。

14 これらの町々のすべての分捕り物と家畜を、イスラエルの子らは自分たちの獲物として取った。しかし人は皆、剣の刃で打ち、彼らを滅ぼすまで打ち、息をする者を残さなかった。

15 ヤハウェがそのしもべモーセに命じたように、モーセもヨシュアに命じ、ヨシュアもそのように行った。彼は、ヤハウェがモーセに命じたすべてのことのうち、一つも行わずに残さなかった。

16 こうしてヨシュアはその地全体、すなわち山地と全南の地とゴシェンの全地と低地と平野とイスラエルの山とその低地を取った。

17 セイルへ上るハラク山から、ヘルモン山のふもとのレバノンの谷にあるバアル・ガドまでである。彼は彼らの王たちを皆取り、彼らを打って殺した。

18 ヨシュアはそれらの王たちすべてと長い間、戦いをした。

19 ギベオンの住民ヒビ人以外に、イスラエルの子らと平和を結んだ町は一つもなかった。その他は皆、戦いで取った。

20 彼らがイスラエルに対して戦いに来るよう、彼らの心をかたくなにしたのはヤハウェによることであった。彼は彼らをことごとく滅ぼし、彼らが恵みを受けることなく、むしろ滅ぼされるためであった。ヤハウェがモーセに命じたとおりである。

21 そのときヨシュアが来て、山地から、ヘブロンから、デビルから、アナブから、ユダのすべての山地から、イスラエルのすべての山地から、アナク人を断ち切った。ヨシュアは彼らをその町々とともにことごとく滅ぼした。

22 イスラエルの子らの地に残されたアナク人は一人もいなかった。ただガザとガテとアシュドドにだけ残った。

23 こうしてヨシュアは、ヤハウェがモーセに語ったすべてのとおりに全地を取り、ヨシュアはそれを、部族ごとの分け前にしたがってイスラエルに嗣業として与えた。そして地は戦いから休んだ。

第12章

1 さて、これらはイスラエルの子らが打って、その地を所有した地の王たちである。ヨルダンの向こう側、日の昇る方向、アルノン川からヘルモン山までと、東の全平野である。

2 アモリ人の王シホンは、ヘシュボンに住み、アルノン川の岸にあるアロエルから、川の中央から、ギレアデの半分から、アモン人の子らの境であるヤボク川まで治めた。

3 平野から東のキネレテの海まで、平野の海、すなわち東の塩の海まで、ベテ・イェシモテへの道までであり、南からはアシュドテ・ピスガのふもとまでである。

4 バシャンの王オグの領地である。彼は巨人族の残りの者であり、アシュタロテとエデレイに住んだ。

5 彼はヘルモン山とサルカと全バシャンを、ゲシュル人とマアカ人の境まで、ギレアデの半分、ヘシュボンの王シホンの境まで治めた。

6 彼らを打ったのはヤハウェのしもべモーセとイスラエルの子らであった。ヤハウェのしもべモーセは、それをルベン人とガド人とマナセの半部族に所有として与えた。

7 これらは、ヨシュアとイスラエルの子らがヨルダンのこちら側、西で、レバノンの谷のバアル・ガドからセイルへ上るハラク山まで打った国の王たちである。ヨシュアはそれを、分け前にしたがってイスラエルの部族に所有として与えた。

8 山地、谷、平野、泉、荒野、南の地においてである。ヒッタイト人、アモリ人、カナン人、ペリジ人、ヒビ人、エブス人である。

9 エリコの王一人、ベテルのそばにあるアイの王一人、

10 エルサレムの王一人、ヘブロンの王一人、

11 ヤルムテの王一人、ラキシュの王一人、

12 エグロンの王一人、ゲゼルの王一人、

13 デビルの王一人、ゲデルの王一人、

14 ホルマの王一人、アラドの王一人、

15 リブナの王一人、アドゥラムの王一人、

16 マケダの王一人、ベテルの王一人、

17 タプアの王一人、ヘフェルの王一人、

18 アフェクの王一人、ラシャロンの王一人、

19 マドンの王一人、ハツォルの王一人、

20 シムロン・メロンの王一人、アクシャフの王一人、

21 タアナクの王一人、メギドの王一人、

22 ケデシュの王一人、カルメルのヨクネアムの王一人、

23 ドルの海岸のドルの王一人、ギルガルの諸国民の王一人、

24 ティルツァの王一人、すべての王は三十一人である。

第13章

1 さて、ヨシュアは年老いて齢を重ねた。ヤハウェは彼に言われた。「あなたは年老いて齢を重ねたが、所有すべき地がまだ非常に多く残っている。

2 これがまだ残っている地である。ペリシテ人のすべての境と全ゲシュル、

3 エジプトの前にあるシホルから、北のエクロンの境までであり、それはカナン人のものと数えられる。ペリシテ人の五人の領主、ガザ人、アシュドド人、アシュケロン人、ガテ人、エクロン人、またアビ人、

4 南から、カナン人の全地と、シドン人のそばにあるメアラからアフェクまで、アモリ人の境まで、

5 ゲバル人の地と、日の昇る方向の全レバノン、ヘルモン山のふもとのバアル・ガドからハマテの入口までである。

6 レバノンからミスレフォト・マイムまでの山地のすべての住民と、すべてのシドン人を、わたしはイスラエルの子らの前から追い払う。あなたはただ、それをイスラエル人に嗣業としてくじで分けよ。わたしがあなたに命じたとおりである。

7 それゆえ今、この地を九つの部族とマナセの半部族に嗣業として分けよ。」

8 彼らとともに、ルベン人とガド人はその嗣業を受けており、それはモーセが彼らに与えたもので、ヨルダンの向こう側、東である。イエシュアのしもべモーセが彼らに与えたとおりである。

9 アルノン川の岸にあるアロエルから、川の中央にある町と、メデバの全平野からディボンまで、

10 ヘシュボンで治めたアモリ人の王シホンのすべての町、アモン人の子らの境まで、

11 ギレアデと、ゲシュル人とマアカ人の境と、全ヘルモン山と、サルカまでの全バシャン、

12 バシャンのオグの全王国である。彼はアシュタロテとエデレイで治め、巨人族の残りの者として残っていた。これらをモーセは打って追い出した。

13 しかしイスラエルの子らはゲシュル人とマアカ人を追い出さなかった。ゲシュル人とマアカ人は、この日までイスラエル人のただ中に住んでいる。

14 ただレビの部族にだけは、彼は嗣業を与えなかった。イスラエルのヤハウェの火による犠牲が、彼らの嗣業である。彼が彼らに語ったとおりである。

15 モーセはルベンの子らの部族に、その氏族にしたがって嗣業を与えた。

16 彼らの境は、アルノン川の岸にあるアロエルから、川の中央にある町と、メデバのそばの全平野であった。

17 ヘシュボンと平野にあるそのすべての町、ディボンとバモテ・バアルとベテ・バアル・メオン、

18 ヤハツとケデモテとメファアテ、

19 キルヤタイムとシブマと谷の山にあるツァレテ・シャハル、

20 ベテ・ペオルとアシュドテ・ピスガとベテ・イェシモテ、

21 平野のすべての町と、ヘシュボンで治めたアモリ人の王シホンの全王国である。モーセは彼を、ミデヤンの首長たちエビ、レケム、ツル、フル、レバとともに打った。彼らはシホンの公たちであり、その国に住んでいた。

22 ベオルの子である占い師バラムも、イスラエルの子らは、彼らに殺された者たちの中で剣で殺した。

23 ルベンの子らの境はヨルダンであり、その境であった。これがルベンの子らの嗣業であり、その氏族にしたがい、その町々とその村々である。

24 モーセはガドの部族に、すなわちガドの子らに、その氏族にしたがって嗣業を与えた。

25 彼らの境はヤゼルとギレアデのすべての町と、アモン人の子らの地の半分、ラバの前にあるアロエルまで、

26 ヘシュボンからラマテ・ミツパとベトニムまで、マハナイムからデビルの境まで、

27 谷においてはベテ・ハラム、ベテ・ニムラ、スコテ、ツァフォン、ヘシュボンの王シホンの王国の残り、ヨルダンとその境、ヨルダンの向こう側、東のキネレテの海の端までである。

28 これがガドの子らの嗣業であり、その氏族にしたがい、その町々とその村々である。

29 モーセはマナセの半部族に嗣業を与えた。これはマナセの子らの半部族の所有であり、その氏族にしたがうものである。

30 彼らの境はマハナイムから、全バシャン、バシャンの王オグの全王国、バシャンにあるヤイルのすべての町、六十の町であった。

31 ギレアデの半分と、アシュタロテとエデレイ、バシャンのオグの王国の町々は、マナセの子マキルの子ら、すなわちマキルの子らの半分に、その氏族にしたがって属した。

32 これらは、モーセがモアブの平野で、ヨルダンの向こう側、エリコのそば、東で嗣業として分配した国々である。

33 しかしレビの部族には、モーセは嗣業を与えなかった。イスラエルのヤハウェが彼らの嗣業であった。彼が彼らに語ったとおりである。

第14章

1 これらは、イスラエルの子らがカナンの地で嗣業として受けた国々であり、祭司エルアザルと、ヌンの子ヨシュアと、イスラエルの子らの部族の父祖たちの頭たちが、彼らに嗣業として分配したものである。

2 くじによってその嗣業があった。ヤハウェがモーセの手をもって命じたとおり、九つの部族と半部族のためである。

3 モーセは二つの部族と半部族の嗣業をヨルダンの向こう側で与えていたが、レビ人には彼らの中で嗣業を与えなかったからである。

4 ヨセフの子らは二つの部族、マナセとエフライムであったからである。それゆえ彼らはレビ人に地における分け前を与えず、住むための町々と、その家畜とその財産のためのその放牧地だけを与えた。

5 ヤハウェがモーセに命じたように、イスラエルの子らは行い、彼らは地を分けた。

6 そのとき、ユダの子らはギルガルでヨシュアのもとに来た。ケナズ人イェフネの子カレブは彼に言った。「あなたは知っています。ヤハウェがカデシュ・バルネアで、わたしとあなたのことについて、ヤハウェの人モーセに語ったことを。

7 モーセ、イエシュアのしもべが、カデシュ・バルネアから地をうかがうためにわたしを遣わしたとき、わたしは四十歳でした。わたしは自分の心にあったとおりに、彼に言葉を持ち帰りました。

8 しかし、わたしとともに上って行った兄弟たちは民の心を溶かしました。けれどもわたしは、イエシュア、わたしのイエシュアに全く従いました。

9 モーセはその日、誓って言いました。『あなたの足が踏んだ地は、必ずあなたの嗣業となり、あなたの子らのものとなって永遠に続く。あなたがイエシュア、わたしのイエシュアに全く従ったからである。』

10 今、見てください。イエシュアは、彼が言ったとおり、わたしを生きながらえさせました。この四十五年間、すなわちヤハウェがこの言葉をモーセに語って以来、イスラエルの子らが荒野をさまよっていた間のことです。今、見てください。わたしは今日、八十五歳です。

11 わたしは今日も、モーセがわたしを遣わした日のように強いのです。わたしの力は当時のように、今も戦いのため、出て行くためにも、入って来るためにもそのままです。

12 それゆえ今、その日にヤハウェが語ったこの山をわたしにください。その日、あなたは聞きました。アナク人がそこにおり、町々が大きく、堅固であったことを。もしイエシュアがわたしとともにいてくださるなら、わたしは彼らを追い出すことができるでしょう。ヤハウェが言ったとおりです。」

13 ヨシュアは彼を祝福し、イェフネの子カレブにヘブロンを嗣業として与えた。

14 それゆえヘブロンは、この日までケナズ人イェフネの子カレブの嗣業となった。彼がイスラエルのイエシュアに全く従ったからである。

15 ヘブロンの名は以前はキルヤテ・アルバであった。そのアルバはアナク人の中で大いなる人であった。そして地は戦いから休んだ。

第15章

1 これがユダの子らの部族のくじであり、その氏族にしたがうものである。エドムの境、ツィンの荒野、南は南の境の最も端であった。

2 彼らの南の境は塩の海の岸から、南を向いた入り江からであった。

3 それは南側へマアレ・アクラビムへ出て、ツィンへ通り過ぎ、南側へカデシュ・バルネアへ上り、ヘツロンへ通り過ぎ、アダルへ上り、カルカへ回った。

4 そこからアツモンへ通り、エジプトの川へ出た。その境の行く先は海であった。これがあなたがたの南の境となる。

5 東の境は塩の海であり、ヨルダンの端までであった。北の側の彼らの境は、ヨルダンの最も端にある海の入り江からであった。

6 境はベテ・ホグラへ上り、ベテ・アラバの北を通り過ぎた。境はルベンの子ボハンの石へ上った。

7 境はアコルの谷からデビルへ上り、北へ向かい、川の南側にあるアドゥミムの上り坂の前にあるギルガルを向いた。境はエン・シェメシュの水へ通り過ぎ、その行く先はエン・ロゲルであった。

8 境はヒノムの子の谷を通ってエブス人の南側へ上った。それはエルサレムである。境はヒノムの谷の前にある山の頂へ、西へ上った。それは巨人族の谷の端、北にある。

9 境は丘の頂からネフトアの水の泉へ引かれ、エフロン山の町々へ出た。境はバアラへ引かれた。それはキルヤテ・イェアリムである。

10 境はバアラから西へセイル山へ回り、北側のイェアリム山、すなわちケサロンの側を通り過ぎ、ベテ・シェメシュへ下り、ティムナへ通り過ぎた。

11 境はエクロンの側へ北へ出た。境はシクロンへ引かれ、バアラ山へ通り過ぎ、ヤブネエルへ出た。境の行く先は海であった。

12 西の境は大海とその海岸であった。これがユダの子らの周囲の海岸であり、その氏族にしたがうものである。

13 イェフネの子カレブには、ヨシュアへのヤハウェの命令にしたがって、ユダの子らの中で分け前を与えた。すなわちアナクの父アルバの町、それはヘブロンである。

14 カレブはそこからアナクの三人の子、シェシャイ、アヒマン、タルマイ、アナクの子らを追い出した。

15 彼はそこから上ってデビルの住民のところへ行った。デビルの名は以前はキルヤテ・セフェルであった。

16 カレブは言った。「キルヤテ・セフェルを打ってそれを取る者には、わたしの娘アクサを妻として与えよう。」

17 カレブの兄弟ケナズの子オトニエルがそれを取った。彼は自分の娘アクサを彼に妻として与えた。

18 彼女が彼のもとに来たときのことであった。彼女は彼を動かして、父に畑を求めさせた。彼女はろばから降りた。カレブは彼女に言った。「何を望むのか。」

19 彼女は答えた。「わたしに祝福を与えてください。あなたはわたしに南の地を与えました。水の泉も与えてください。」彼は彼女に上の泉と下の泉を与えた。

20 これがユダの子らの部族の嗣業であり、その氏族にしたがうものである。

21 南のエドムの境の方の、ユダの子らの部族の最も端の町々は、カブツェエル、エデル、ヤグル、

22 キナ、ディモナ、アダダ、

23 ケデシュ、ハツォル、イテナン、

24 ジフ、テレム、ベアロテ、

25 ハツォル、ハダタ、ケリオテ、ヘツロン、それはハツォルである、

26 アマム、シェマ、モラダ、

27 ハツァル・ガダ、ヘシュモン、ベテ・パレテ、

28 ハツァル・シュアル、ベエル・シェバ、ビズヨテヤ、

29 バアラ、イイム、アツェム、

30 エル・トラド、ケシル、ホルマ、

31 ツィクラグ、マドマナ、サンサナ、

32 レバオテ、シルヒム、アイン、リモン、町々はすべて二十九、その村々とともにある。

33 低地においては、エシュタオル、ツォルア、アシュナ、

34 ザノア、エン・ガニム、タプア、エナム、

35 ヤルムテ、アドゥラム、ソコ、アゼカ、

36 シャアライム、アディタイム、ゲデラ、ゲデロタイム、十四の町、その村々とともにある。

37 ツェナン、ハダシャ、ミグダル・ガド、

38 ディルアン、ミツパ、ヨクテエル、

39 ラキシュ、ボツカテ、エグロン、

40 カボン、ラフマム、キテリシュ、

41 ゲデロテ、ベテ・ダゴン、ナアマ、マケダ、十六の町、その村々とともにある。

42 リブナ、エテル、アシャン、

43 イフタ、アシュナ、ネツィブ、

44 ケイラ、アクジブ、マレシャ、九つの町、その村々とともにある。

45 エクロン、その町々とその村々とともにある。

46 エクロンから海まで、アシュドドのそばにあったすべてのもの、その村々とともにある。

47 アシュドド、その町々とその村々とともにある。ガザ、その町々とその村々とともにある。エジプトの川まで、大海とその境までである。

48 山地においては、シャミル、ヤティル、ソコ、

49 ダナ、キルヤテ・サナ、それはデビルである、

50 アナブ、エシュテモア、アニム、

51 ゴシェン、ホロン、ギロ、十一の町、その村々とともにある。

52 アラブ、ドマ、エシュアン、

53 ヤヌム、ベテ・タプア、アフェカ、

54 フムタ、キルヤテ・アルバ、それはヘブロンである、ツィオル、九つの町、その村々とともにある。

55 マオン、カルメル、ジフ、ユタ、

56 イズレエル、ヨクデアム、ザノア、

57 カイン、ギブア、ティムナ、十の町、その村々とともにある。

58 ハルフール、ベテ・ツル、ゲドル、

59 マアラテ、ベテ・アノテ、エル・テコン、六つの町、その村々とともにある。

60 キルヤテ・バアル、それはキルヤテ・イェアリムである、ラバ、二つの町、その村々とともにある。

61 荒野においては、ベテ・アラバ、ミディン、セカカ、

62 ニブシャン、塩の町、エン・ゲディ、六つの町、その村々とともにある。

63 エルサレムの住民エブス人については、ユダの子らは彼らを追い出すことができなかった。エブス人は、この日までエルサレムでユダの子らとともに住んでいる。

第16章

1 ヨセフの子らのくじは、エリコのそばのヨルダンから、東のエリコの水へ、エリコからベテル山を通って上る荒野へ出た。

2 ベテルからルズへ出て、アルキ人の境を通り過ぎてアタロテへ行った。

3 西へ下ってヤフレテ人の境へ、下のベテ・ホロンの境とゲゼルまで行った。その行く先は海であった。

4 こうしてヨセフの子ら、マナセとエフライムは、その嗣業を受けた。

5 エフライムの子らの境は、その氏族にしたがって次のようであった。東側の彼らの嗣業の境はアタロテ・アダルであり、上のベテ・ホロンまでであった。

6 境は北側のミクメタへ海の方へ出た。境は東へタアナテ・シロへ回り、その東を通り過ぎてヤノアへ行った。

7 ヤノアからアタロテとナアラへ下り、エリコに来て、ヨルダンへ出た。

8 境はタプアから西へカナ川へ出た。その行く先は海であった。これがエフライムの子らの部族の嗣業であり、その氏族にしたがうものである。

9 エフライムの子らのための別々の町々は、マナセの子らの嗣業の中にあり、すべての町、その村々とともにある。

10 彼らはゲゼルに住んでいたカナン人を追い出さなかった。カナン人は、この日までエフライム人の中に住み、貢ぎを献げて仕えている。

第17章

1 マナセの部族のためのくじもあった。彼はヨセフの長子であったからである。すなわち、マナセの長子でありギレアデの父であるマキルのためである。彼は戦いの人であったので、ギレアデとバシャンを持った。

2 マナセの残りの子らのためのくじも、その氏族にしたがってあった。アビエゼルの子ら、ヘレクの子ら、アスリエルの子ら、シェケムの子ら、ヘフェルの子ら、シェミダの子らのためである。これらはヨセフの子マナセの男の子らであり、その氏族にしたがうものである。

3 しかし、マナセの子マキルの子ギレアデの子ヘフェルの子ツェロフハドには子がなく、娘たちだけであった。その娘たちの名は、マフラ、ノア、ホグラ、ミルカ、ティルツァである。

4 彼女らは祭司エルアザルと、ヌンの子ヨシュアと、首長たちの前に近づいて言った。「ヤハウェはモーセに、わたしたちの兄弟たちの中でわたしたちに嗣業を与えよと命じられました。」それゆえ、ヤハウェの命令にしたがって、彼は彼女らに父の兄弟たちの中で嗣業を与えた。

5 マナセには十の分け前が落ちた。ギレアデとバシャンの地のほかにであり、それらはヨルダンの向こう側にあった。

6 マナセの娘たちは、その子らの中で嗣業を持ったからである。マナセの残りの子らはギレアデの地を持った。

7 マナセの境はアシェルから、シェケムの前にあるミクメタまでであった。境は右手に沿ってエン・タプアの住民のところへ行った。

8 マナセはタプアの地を持っていたが、マナセの境にあるタプアはエフライムの子らに属した。

9 境はカナ川へ、川の南へ下った。エフライムのこれらの町々はマナセの町々の中にある。マナセの境も川の北側にあり、その行く先は海であった。

10 南はエフライムのものであり、北はマナセのものであり、海がその境である。彼らは北でアシェルに、東でイッサカルに接した。

11 マナセはイッサカルとアシェルにおいて、ベテ・シェアンとその町々、イブレアムとその町々、ドルの住民とその町々、エン・ドルの住民とその町々、タアナクの住民とその町々、メギドの住民とその町々、すなわち三つの国を持った。

12 しかしマナセの子らはそれらの町々の住民を追い出すことができなかった。カナン人はその地に住み続けようとした。

13 イスラエルの子らが強くなったときのことであった。彼らはカナン人に貢ぎを課したが、ことごとく追い出すことはしなかった。

14 ヨセフの子らはヨシュアに語って言った。「なぜあなたは、わたしに嗣業として一つのくじと一つの分け前だけを与えたのですか。わたしは大いなる民であり、イエシュアがこれまでわたしを祝福してくださったからです。」

15 ヨシュアは彼らに答えた。「あなたが大いなる民であるなら、森の国へ上って行き、ペリジ人と巨人族の地で自分のために切り開け。エフライム山があなたには狭すぎるなら。」

16 ヨセフの子らは言った。「山はわたしたちには十分ではありません。谷の地に住むカナン人は皆、鉄の戦車を持っています。ベテ・シェアンとその町々にいる者も、イズレエルの谷にいる者もです。」

17 ヨシュアはヨセフの家、すなわちエフライムとマナセに語って言った。「あなたは大いなる民であり、大いなる力を持っている。あなたは一つのくじだけを持つことはない。

18 山はあなたのものとなる。それは森であり、あなたはそれを切り開く。その行く先はあなたのものとなる。カナン人は鉄の戦車を持ち、強くても、あなたは彼らを追い出すからである。」

第18章

1 イスラエルの子らの全会衆はシロに集まり、そこに会見の幕屋を立てた。地は彼らの前に服した。

2 イスラエルの子らの中には、まだその嗣業を受けていない七つの部族が残っていた。

3 ヨシュアはイスラエルの子らに言った。「あなたがたの父祖たちのヤハウェがあなたがたに与えた地を所有しに行くのに、あなたがたはいつまで怠けているのか。

4 おのおのの部族に三人ずつ、あなたがたの中から出せ。わたしは彼らを遣わす。彼らは立って地を通り、その嗣業にしたがってそれを記し、わたしのもとに帰って来る。

5 彼らはそれを七つの部分に分ける。ユダは南のその境にとどまり、ヨセフの家は北のその境にとどまる。

6 あなたがたは地を七つの部分に記し、その記述をここ、わたしのもとに持って来よ。わたしがここで、ヤハウェ、われらのヤハウェの前に、あなたがたのためにくじを引くためである。

7 しかしレビ人にはあなたがたの中に分け前がない。ヤハウェの祭司職が彼らの嗣業であるからである。ガドとルベンとマナセの半部族は、ヨルダンの向こう側、東でその嗣業を受けており、それはイエシュアのしもべモーセが彼らに与えたものである。」

8 その人々は立って去った。ヨシュアは地を記しに行く者たちに命じて言った。「行って地を通り歩き、それを記し、わたしのもとに帰って来よ。わたしがここシロで、ヤハウェの前にあなたがたのためにくじを引くためである。」

9 その人々は行って地を通り、町々にしたがって七つの部分に書物に記し、シロの陣営のヨシュアのもとに帰って来た。

10 ヨシュアはシロで、ヤハウェの前に彼らのためにくじを引いた。そこでヨシュアは、その分け前にしたがってイスラエルの子らに地を分けた。

11 ベニヤミンの子らの部族のくじが、その氏族にしたがって出た。そのくじの境は、ユダの子らとヨセフの子らの間に出た。

12 北側の彼らの境はヨルダンからであった。境はエリコの側へ北側へ上り、西へ山地を通って上った。その行く先はベテ・アベンの荒野であった。

13 境はそこからルズへ、ルズの側へ、それはベテルである、南へ越えた。境は下のベテ・ホロンの南側にある丘のそばのアタロテ・アダルへ下った。

14 境はそこから引かれ、南へ海の角を回り、ベテ・ホロンの南の前にある丘からであった。その行く先はキルヤテ・バアルであった。それはキルヤテ・イェアリムであり、ユダの子らの町である。これが西の側であった。

15 南の側はキルヤテ・イェアリムの端からであった。境は西へ出て、ネフトアの水の井戸へ出た。

16 境はヒノムの子の谷の前にある山の端へ下り、それは北の巨人族の谷にあり、ヒノムの谷へ下り、南のイェブシの側へ進み、エン・ロゲルへ下った。

17 北から引かれ、エン・シェメシュへ出て、アドゥミムの上り坂に向かい合うゲリロテへ出て、ルベンの子ボハンの石へ下った。

18 アラバに向かい合う側に沿って北へ通り過ぎ、アラバへ下った。

19 境はベテ・ホグラの側に沿って北へ通り過ぎた。境の行く先はヨルダンの南端にある塩の海の北の入り江であった。これが南の境であった。

20 ヨルダンが東側のその境であった。これがベニヤミンの子らの嗣業であり、その周囲の境にしたがい、その氏族によるものである。

21 ベニヤミンの子らの部族の町々は、その氏族にしたがって、エリコ、ベテ・ホグラ、ケツィツの谷、

22 ベテ・アラバ、ツェマライム、ベテル、

23 アビム、パラ、オフラ、

24 ケファル・アモナイ、オフニ、ガバ、十二の町、その村々とともにある。

25 ギベオン、ラマ、ベエロテ、

26 ミツパ、ケフィラ、モツァ、

27 レケム、イルペエル、タルアラ、

28 ツェラ、エレフ、イェブシ、それはエルサレムである、ギブア、キルヤテ、十四の町、その村々とともにある。これがベニヤミンの子らの嗣業であり、その氏族にしたがうものである。

第19章

1 第二のくじがシメオンのために、すなわちシメオンの子らの部族のために、その氏族にしたがって出た。その嗣業はユダの子らの嗣業の中にあった。

2 彼らはその嗣業の中にベエル・シェバ、シェバ、モラダを持ち、

3 ハツァル・シュアル、バラ、アツェム、

4 エル・トラド、ベトゥル、ホルマ、

5 ツィクラグ、ベテ・マルカボテ、ハツァル・スサ、

6 ベテ・レバオテ、シャルヘン、十三の町とその村々、

7 アイン、リモン、エテル、アシャン、四つの町とその村々、

8 これらの町々の周囲にあるすべての村々、南のラマテであるバアラテ・ベエルまでである。これがシメオンの子らの部族の嗣業であり、その氏族にしたがうものである。

9 ユダの子らの分け前からシメオンの子らの嗣業が出た。ユダの子らの分け前は彼らには多すぎたからである。それゆえシメオンの子らは、彼らの嗣業の中にその嗣業を持った。

10 第三のくじがゼブルンの子らのために、その氏族にしたがって出た。その嗣業の境はサリドまでであった。

11 彼らの境は海の方へ上り、マララへ行き、ダベシェテに達し、ヨクネアムの前にある川に達した。

12 サリドから東へ、日の昇る方向へ、キスロテ・タボルの境へ向き、ダベラテへ出て、ヤフィアへ上った。

13 そこから東へ沿ってギタ・ヘフェルへ、イタ・カツィンへ通り過ぎ、レモン・メトアルへ出てネアへ行った。

14 境は北側へハナトンへそれを回った。その行く先はイフタ・エルの谷であった。

15 カタテ、ナハラル、シムロン、イダラ、ベツレヘム、十二の町、その村々とともにある。

16 これがゼブルンの子らの嗣業であり、その氏族にしたがい、これらの町、その村々とともにある。

17 第四のくじがイッサカルのために、イッサカルの子らのために、その氏族にしたがって出た。

18 彼らの境はイズレエルの方、ケスロテ、シュネム、

19 ハフライム、シホン、アナハラテ、

20 ラビテ、キシオン、アベツ、

21 レメテ、エン・ガニム、エン・ハダ、ベテ・パツェツ、

22 境はタボルに達し、シャハツィマ、ベテ・シェメシュへ行った。その境の行く先はヨルダンであった。十六の町、その村々とともにある。

23 これがイッサカルの子らの部族の嗣業であり、その氏族にしたがい、その町々とその村々である。

24 第五のくじがアシェルの子らの部族のために、その氏族にしたがって出た。

25 彼らの境はヘルカテ、ハリ、ベテン、アクシャフ、

26 アラメレク、アマド、ミシェアルであり、西のカルメルとシホル・リブナテに達した。

27 日の昇る方向へベテ・ダゴンへ向き、ゼブルンに達し、北側のベテ・エメクとネイエルへのイフタ・エルの谷へ行き、左手のカブルへ出た。

28 ヘブロン、レホブ、ハモン、カナ、大シドンまで、

29 境はラマへ、堅固な町ツロへ向いた。境はホサへ向いた。その行く先は、境からアクジブまでの海であった。

30 ウマ、アフェク、レホブも、二十二の町、その村々とともにある。

31 これがアシェルの子らの部族の嗣業であり、その氏族にしたがい、これらの町、その村々とともにある。

32 第六のくじがナフタリの子らのために、ナフタリの子らのために、その氏族にしたがって出た。

33 彼らの境はヘレフから、アロンからツァアナニムまで、アダミ、ネケブ、ヤブネエル、ラクムまでであった。その行く先はヨルダンであった。

34 境は西へアズノテ・タボルへ向き、そこからフコクへ出て、南側でゼブルンに達し、西側でアシェルに達し、日の昇る方向のヨルダンのユダに達した。

35 堅固な町々はツィディム、ツェル、ハマテ、ラカテ、キネレテ、

36 アダマ、ラマ、ハツォル、

37 ケデシュ、エデレイ、エン・ハツォル、

38 イロン、ミグダル・エル、ホレム、ベテ・アナテ、ベテ・シェメシュ。村々と合わせて十九の町であった。

39 これは、ナフタリの子らの部族がその家族にしたがって受けた嗣業であり、町々とその村々である。

40 第七のくじは、ダンの子らの部族のために、その家族にしたがって出た。

41 彼らの嗣業の境は、ツォルア、エシュタオル、イル・シェメシュ、

42 シャアラビン、アヤロン、イエテラ、

43 エロン、ティムナ、エクロン、

44 エルテケ、ギベトン、バアラテ、

45 イエフデ、ベネ・ベラク、ガテ・リンモン、

46 メ・ヤルコン、ラコン、そしてヤフォの前の境までであった。

47 ダンの子らの境は、彼らには狭すぎて外へ出た。それゆえダンの子らは上ってレシェムと戦い、それを取り、剣の刃でそれを打ち、それを所有し、そこに住み、レシェムを、彼らの父ダンの名にちなんでダンと呼んだ。

48 これは、ダンの子らの部族がその家族にしたがって受けた嗣業であり、これらの町々とその村々である。

49 彼らがその境にしたがって地を嗣業として分け終えたとき、イスラエルの子らは、ヌンの子ヨシュアに彼らのただ中で嗣業を与えた。

50 ヤハウェの言葉にしたがって、彼らは彼が求めた町、エフライムの山地にあるティムナテ・セラを彼に与えた。彼はその町を建て、そこに住んだ。

51 これらは、祭司エルアザル、ヌンの子ヨシュア、そしてイスラエルの子らの部族の父祖の家のかしらたちが、シロで、会見の幕屋の入口において、ヤハウェの前で、くじによって嗣業として分けた嗣業である。こうして彼らは地を分け終えた。

第20章

1 ヤハウェはまたヨシュアに語って言われた。

2 「イスラエルの子らに語って言え。あなたがたのために逃れの町を定めよ。わたしがモーセを通してあなたがたに語ったものである。

3 人を殺した者が、あやまって、知らずに殺した場合、そこへ逃れるためである。それらは、血の復讐者からのあなたがたの逃れの場となるであろう。

4 その町々の一つへ逃れる者は、その町の門の入口に立ち、その町の長老たちの耳に自分の事情を告げなければならない。彼らは彼を町の中に、自分たちのもとに受け入れ、彼に場所を与え、彼は彼らのただ中に住むであろう。

5 血の復讐者が彼の後を追うなら、彼らはその殺した者を彼の手に渡してはならない。彼は知らずに隣人を打ち、前から彼を憎んでいたわけではなかったからである。

6 彼は、裁きのために会衆の前に立つまで、そしてその日々にいる大祭司が死ぬまで、その町に住まなければならない。その後、その殺した者は帰って、自分の町、自分の家、すなわち彼が逃れて来た町に戻ることができる。」

7 彼らは、ナフタリの山地にあるガリラヤのケデシュ、エフライムの山地にあるシェケム、ユダの山地にあるキルヤテ・アルバ、すなわちヘブロンを定めた。

8 ヨルダンの向こう側、エリコの東では、彼らはルベンの部族から、荒野の平原にあるベツェルを、ガドの部族から、ギルアデのラモテを、マナセの部族から、バシャンのゴランを指定した。

9 これらは、イスラエルのすべての子らと、彼らのただ中に寄留する寄留者のために定められた町々であり、あやまって人を殺した者は誰でもそこへ逃れ、会衆の前に立つまで、血の復讐者の手によって死ぬことがないためであった。

第21章

1 するとレビ人の父祖の家のかしらたちが、祭司エルアザル、ヌンの子ヨシュア、そしてイスラエルの子らの部族の父祖の家のかしらたちのもとに近づき、

2 カナンの地のシロで彼らに語って言った。「ヤハウェは、モーセを通して、わたしたちが住む町々と、わたしたちの家畜のためのその放牧地を、わたしたちに与えるよう命じられた。」

3 イスラエルの子らは、ヤハウェの命令にしたがって、レビ人たちに、彼らの嗣業からこれらの町々とその放牧地を与えた。

4 くじはコハテ人の家族のために出た。祭司アロンの子らでレビ人である者たちは、くじによって、ユダの部族、シメオンの部族、ベニヤミンの部族から、十三の町を得た。

5 コハテの子らの残りの者たちは、くじによって、エフライムの部族の家族、ダンの部族、マナセの半部族から、十の町を得た。

6 ゲルションの子らは、くじによって、イッサカルの部族の家族、アシェルの部族、ナフタリの部族、バシャンのマナセの半部族から、十三の町を得た。

7 メラリの子らは、その家族にしたがって、ルベンの部族、ガドの部族、ゼブルンの部族から、十二の町を得た。

8 イスラエルの子らは、ヤハウェがモーセを通して命じられたとおりに、くじによって、レビ人たちにこれらの町々とその放牧地を与えた。

9 彼らは、ユダの子らの部族と、シメオンの子らの部族から、ここに名をもって記されているこれらの町々を与えた。

10 それらは、レビの子らであるコハテ人の家族に属するアロンの子らのものとなった。彼らのくじが最初であったからである。

11 彼らは彼らに、アナクの父アルバの町、すなわちユダの山地にあるヘブロンと、その周りの放牧地を与えた。

12 しかし、その町の畑とその村々は、エフンネの子カレブに、その所有として与えた。

13 こうして彼らは、祭司アロンの子らに、人を殺した者の逃れの町となるヘブロンとその放牧地、リブナとその放牧地を与え、

14 ヤッティルとその放牧地、エシュテモアとその放牧地、

15 ホロンとその放牧地、デビルとその放牧地、

16 アインとその放牧地、ユッタとその放牧地、ベテ・シェメシュとその放牧地を与えた。その二つの部族から九の町であった。

17 ベニヤミンの部族から、ギベオンとその放牧地、ゲバとその放牧地、

18 アナトテとその放牧地、アルモンとその放牧地を与えた。四つの町であった。

19 祭司であるアロンの子らの町はすべて、放牧地と合わせて十三の町であった。

20 コハテの子らの残りであるレビ人、コハテの子らの家族については、彼らはそのくじの町々をエフライムの部族から得た。

21 彼らは彼らに、人を殺した者の逃れの町となる、エフライムの山地にあるシェケムとその放牧地、ゲゼルとその放牧地を与え、

22 キブツァイムとその放牧地、ベテ・ホロンとその放牧地を与えた。四つの町であった。

23 ダンの部族から、エルテケとその放牧地、ギベトンとその放牧地、

24 アヤロンとその放牧地、ガテ・リンモンとその放牧地を与えた。四つの町であった。

25 マナセの半部族から、タアナクとその放牧地、ガテ・リンモンとその放牧地、二つの町を与えた。

26 残りのコハテの子らの家族のための町はすべて、放牧地と合わせて十であった。

27 レビ人の家族であるゲルションの子らには、マナセのもう一方の半部族から、人を殺した者の逃れの町となる、バシャンのゴランとその放牧地、ベエシュテラとその放牧地、二つの町を与えた。

28 イッサカルの部族から、キションとその放牧地、ダベラテとその放牧地、

29 ヤルムテとその放牧地、エン・ガンニムとその放牧地を与えた。四つの町であった。

30 アシェルの部族から、ミシャルとその放牧地、アブドンとその放牧地、

31 ヘルカテとその放牧地、レホブとその放牧地を与えた。四つの町であった。

32 ナフタリの部族から、人を殺した者の逃れの町となる、ガリラヤのケデシュとその放牧地、ハンモテ・ドルとその放牧地、カルタンとその放牧地、三つの町を与えた。

33 ゲルション人の町はすべて、その家族にしたがって、放牧地と合わせて十三の町であった。

34 レビ人の残りであるメラリの子らの家族には、ゼブルンの部族から、ヨクネアムとその放牧地、カルタとその放牧地を与え、

35 ディムナとその放牧地、ナハラルとその放牧地を与えた。四つの町であった。

36 ルベンの部族から、ベツェルとその放牧地、ヤハツァとその放牧地を与え、

37 ケデモテとその放牧地、メファアテとその放牧地を与えた。四つの町であった。

38 ガドの部族から、人を殺した者の逃れの町となる、ギルアデのラモテとその放牧地、マハナイムとその放牧地を与え、

39 ヘシュボンとその放牧地、ヤゼルとその放牧地を与えた。全部で四つの町であった。

40 このように、レビ人の家族の残りであるメラリの子らの町はすべて、その家族にしたがって、そのくじにより十二の町であった。

41 イスラエルの子らの所有の中にあるレビ人の町はすべて、放牧地と合わせて四十八の町であった。

42 これらの町は、それぞれその周りの放牧地を伴っていた。これらの町はすべてそのようであった。

43 ヤハウェはイスラエルに、彼らの父祖たちに与えると誓われたすべての地を与えられた。彼らはそれを所有し、そこに住んだ。

44 ヤハウェは、彼らの父祖たちに誓われたすべてのことにしたがって、彼らに周囲からの安息を与えられた。彼らのすべての敵のうち、彼らの前に立つ者は一人もいなかった。イエシュアは彼らのすべての敵を彼らの手に渡した。

45 ヤハウェがイスラエルの家に語られた良いことのうち、一つとして成就しなかったものはなく、すべて成就した。

第22章

1 そのときヨシュアは、ルベン人たち、ガド人たち、マナセの半部族を呼び寄せ、

2 彼らに言った。「あなたがたは、イエシュアのしもべモーセがあなたがたに命じたすべてのことを守り、わたしがあなたがたに命じたすべてのことにおいて、わたしの声に従った。

3 あなたがたは、この多くの日々、今日まで、あなたがたの兄弟たちを離れず、ヤハウェ、あなたがたのヤハウェの命令の務めを守った。

4 今や、ヤハウェ、あなたがたのヤハウェは、彼らに約束されたとおり、あなたがたの兄弟たちに安息を与えられた。それゆえ今、帰って、あなたがたの天幕へ、あなたがたの所有の地へ行け。それは、イエシュアのしもべモーセがヨルダンの向こう側であなたがたに与えたものである。

5 ただし、イエシュアのしもべモーセがあなたがたに命じた命令と律法を行うよう、十分に心がけよ。イエシュア、あなたがたのイエシュアを愛し、そのすべての道を歩み、その命令を守り、その方に固く付き、その方に、あなたがたのすべての心と、すべての魂をもって仕えるためである。」

6 こうしてヨシュアは彼らを祝福し、彼らを去らせた。彼らは自分たちの天幕へ行った。

7 さて、マナセの部族の一方の半分には、モーセがバシャンに所有を与えていたが、もう一方の半分には、ヨシュアが、ヨルダンのこちら側、西の方で、彼らの兄弟たちのただ中に与えた。ヨシュアが彼らをも彼らの天幕へ去らせたとき、彼は彼らを祝福し、

8 彼らに語って言った。「多くの富を持って、あなたがたの天幕に帰れ。非常に多くの家畜、銀、金、青銅、鉄、非常に多くの衣服を持って帰れ。あなたがたの敵からの分捕り物を、あなたがたの兄弟たちと分けよ。」

9 ルベンの子ら、ガドの子ら、マナセの半部族は帰り、カナンの地にあるシロから、イスラエルの子らのもとを出て、ギルアデの国へ、彼らの所有の地へ行った。それは、モーセを通してのヤハウェの言葉にしたがって彼らが所有した地である。

10 彼らがカナンの地にあるヨルダンの境に来たとき、ルベンの子ら、ガドの子ら、マナセの半部族は、ヨルダンのそばに祭壇を築いた。見るも大きな祭壇であった。

11 イスラエルの子らは聞いて言った。「見よ、ルベンの子ら、ガドの子ら、マナセの半部族は、カナンの地の向かい側、ヨルダンの境、イスラエルの子らの渡り口に祭壇を築いた。」

12 イスラエルの子らがそれを聞いたとき、イスラエルの子らの全会衆はシロに集まり、彼らに対して戦いに上ろうとした。

13 イスラエルの子らは、ギルアデの地へ、ルベンの子ら、ガドの子ら、マナセの半部族のもとへ、祭司エルアザルの子ピネハスを送り、

14 彼と共に十人の長たち、イスラエルのすべての部族を通して、各父祖の家から一人ずつの長を送った。彼らはそれぞれ、イスラエルの千の者たちの中で、その父祖の家のかしらであった。

15 彼らはギルアデの地で、ルベンの子ら、ガドの子ら、マナセの半部族のもとに来て、彼らと語って言った。

16 「イエシュアの全会衆はこう言う。これは何という背きか。あなたがたはイスラエルのイエシュアに対してこれを犯し、今日、イエシュアに従うことから離れようとし、あなたがたのために祭壇を築いて、今日、イエシュアに逆らおうとしている。

17 ペオルの咎は、わたしたちにはまだ小さいというのか。イエシュアの会衆に疫病があったにもかかわらず、わたしたちは今日までそれから清められていない。

18 それなのに、あなたがたは今日、イエシュアに従うことから離れなければならないのか。あなたがたが今日ヤハウェに逆らうなら、明日、彼はイスラエルの全会衆に対して怒られるであろう。

19 それでも、もしあなたがたの所有の地が汚れているなら、イエシュアの所有の地へ渡って来よ。そこにはイエシュアの幕屋が住んでいる。わたしたちのただ中で所有を取れ。しかし、イエシュアに逆らってはならず、イエシュア、わたしたちのイエシュアの祭壇のほかに、あなたがたのために祭壇を築いて、わたしたちに逆らってもならない。

20 ゼラの子アカンは、滅ぼすべきものについて背きを犯し、怒りがイスラエルの全会衆の上に下ったではないか。その人は自分の咎の中で一人だけで滅びたのではない。」

21 するとルベンの子ら、ガドの子ら、マナセの半部族は答え、イスラエルの千人のかしらたちに言った。

22 「神々のヤハウェ、神々のヤハウェ、その方は知っておられる。イスラエルも知るであろう。もしそれが反逆によるもの、あるいはイエシュアに対する背きによるものであるなら、(今日、わたしたちを救わないでください。)

23 わたしたちが、イエシュアに従うことから離れるために祭壇を築いたのなら、あるいはその上で燔祭や穀物の献げ物を献げるため、あるいはその上で平和の献げ物を献げるためであるなら、ヤハウェご自身がそれを問いただされますように。

24 わたしたちがむしろ、このことへの恐れから、それを行ったのでなければ。将来、あなたがたの子らがわたしたちの子らに語って、『あなたがたはイスラエルのイエシュアと何の関係があるのか』と言うかもしれないと言って、行ったのである。

25 ヤハウェは、わたしたちとあなたがた、ルベンの子らとガドの子らの間に、ヨルダンを境とされた。あなたがたにはイエシュアにおける分がない。こうして、あなたがたの子らは、わたしたちの子らにイエシュアを恐れることをやめさせるであろう。

26 それゆえ、わたしたちは言った。『さあ、祭壇を築く備えをしよう。燔祭のためでもなく、いけにえのためでもなく、

27 わたしたちとあなたがたの間、そしてわたしたちの後の世代との間の証しとするためである。わたしたちが、燔祭、犠牲、平和の献げ物をもって、その方の前でイエシュアへの奉仕を行うためである。将来、あなたがたの子らがわたしたちの子らに、『あなたがたにはイエシュアにおける分がない』と言わないためである。』

28 それゆえ、わたしたちは言った。将来、彼らがわたしたちやわたしたちの世代にそのように言うことがあれば、わたしたちは再び言うことができる。『見よ、イエシュアの祭壇の型を。わたしたちの父たちが作ったもので、燔祭のためでも、犠牲のためでもなく、わたしたちとあなたがたの間の証しである。』

29 ヤハウェが禁じられる。わたしたちがイエシュアに逆らい、今日、イエシュアに従うことから離れ、その方の幕屋の前にある、イエシュア、わたしたちのイエシュアの祭壇のほかに、燔祭、穀物の献げ物、あるいは犠牲のための祭壇を築くなどということがあってはならない。」

30 祭司ピネハスと、彼と共にいた会衆の長たち、イスラエルの千人のかしらたちが、ルベンの子ら、ガドの子ら、マナセの子らが語った言葉を聞いたとき、それは彼らを喜ばせた。

31 祭司エルアザルの子ピネハスは、ルベンの子ら、ガドの子ら、マナセの子らに言った。「今日、わたしたちは、イエシュアがわたしたちのただ中におられることを知った。あなたがたがイエシュアに対してこの背きを犯さなかったからである。今、あなたがたはイスラエルの子らをヤハウェの手から救った。」

32 祭司エルアザルの子ピネハスと長たちは、ルベンの子らとガドの子らのもとから、ギルアデの地からカナンの地へ、イスラエルの子らのもとへ帰り、彼らに言葉を持ち帰った。

33 そのことはイスラエルの子らを喜ばせた。イスラエルの子らはイエシュアを祝福し、ルベンの子らとガドの子らが住む地を滅ぼすために、彼らに対して戦いに上ろうとはしなかった。

34 ルベンの子らとガドの子らは、その祭壇をエドと呼んだ。「それは、イエシュアはイエシュアであることの、わたしたちの間の証しとなるからである。」

第23章

1 ヤハウェがイスラエルに、周りのすべての敵から安息を与えられてから長い時が過ぎた後、このことが起こった。ヨシュアは年をとり、齢を重ねていた。

2 ヨシュアは全イスラエル、その長老たち、そのかしらたち、その裁き人たち、その役人たちを呼び寄せ、彼らに言った。「わたしは年をとり、齢を重ねている。

3 あなたがたは、イエシュア、あなたがたのイエシュアが、あなたがたのために、これらすべての国民に対して行われたすべてのことを見た。イエシュア、あなたがたのイエシュア、その方があなたがたのために戦われたからである。

4 見よ、わたしは、残っているこれらの国民を、くじによってあなたがたに分け、あなたがたの部族の嗣業とした。ヨルダンから、わたしが断ち滅ぼしたすべての国民と共に、西の大海までである。

5 イエシュア、あなたがたのイエシュア、その方が彼らをあなたがたの前から追い出し、あなたがたの目から追い払われるであろう。あなたがたは彼らの地を所有するであろう。ヤハウェ、あなたがたのヤハウェがあなたがたに約束されたとおりである。

6 それゆえ、モーセの律法の書に書かれているすべてのことを守り、行うために、非常に勇気をしっかり持ちなさい。それから右にも左にもそれてはならない。

7 あなたがたのただ中に残っているこれらの国民の間に入ってはならない。彼らの神々の名を口にしてはならず、それによって誓わせてもならず、それらに仕えてもならず、それらにひれ伏してもならない。

8 しかし、イエシュア、あなたがたのイエシュアに固く付きなさい。あなたがたが今日まで行ってきたように。

9 イエシュアは、あなたがたの前から、大きく強い国民を追い出された。しかし、あなたがたについては、今日まで、あなたがたの前に立つことができた者は一人もいない。

10 あなたがたの一人が千人を追うであろう。イエシュア、あなたがたのイエシュア、その方が、あなたがたに約束されたとおり、あなたがたのために戦われるからである。

11 それゆえ、イエシュア、あなたがたのイエシュアを愛するために、あなたがた自身に十分に心がけなさい。

12 しかし、もしあなたがたが何であれ引き返し、あなたがたのただ中に残っているこれらの国民の残りの者に固く付き、彼らと婚姻を結び、彼らのもとに入り、彼らもあなたがたのもとに入るなら、

13 確かに知りなさい。イエシュア、あなたがたのイエシュアは、これらの国民を、もはやあなたがたの前から追い出されないであろう。彼らはあなたがたにとって罠となり、わなとなり、あなたがたの脇腹のむちとなり、あなたがたの目のとげとなり、ついにあなたがたは、ヤハウェ、あなたがたのヤハウェがあなたがたに与えられたこの良い地から滅び去るであろう。

14 見よ、今日、わたしは全地の者の行く道を行こうとしている。あなたがたは、すべての心とすべての魂をもって知っている。ヤハウェ、あなたがたのヤハウェがあなたがたについて語られた良いことのうち、一つとして成就しなかったものはなく、すべてあなたがたに成就した。一つとして成就しなかったものはない。

15 それゆえ、ヤハウェ、あなたがたのヤハウェがあなたがたに約束されたすべての良いことがあなたがたに臨んだように、ヤハウェはあなたがたにすべての悪いことを臨ませ、ついに、ヤハウェ、あなたがたのヤハウェがあなたがたに与えられたこの良い地から、あなたがたを滅ぼされるであろう。

16 あなたがたが、ヤハウェ、あなたがたのヤハウェの契約を破り、彼があなたがたに命じられたその契約を破って、行って他の神々に仕え、彼らにひれ伏すなら、そのとき、ヤハウェの怒りがあなたがたに対して燃え上がり、あなたがたは、彼があなたがたに与えられた良い地から速やかに滅び去るであろう。」

第24章

1 ヨシュアはイスラエルのすべての部族をシェケムに集め、イスラエルの長老たち、そのかしらたち、その裁き人たち、その役人たちを呼び寄せた。彼らはイエシュアの前に自らを進ませた。

2 ヨシュアはすべての民に言った。「イスラエルのイエシュアはこう言われる。『あなたがたの父祖たちは、昔、川の向こう側に住んでいた。アブラハムの父、ナホルの父テラもそうであり、彼らは他の神々に仕えた。

3 わたしは、あなたがたの父アブラハムを川の向こう側から連れ出し、カナンの全地を通して導き、その子孫を増やし、彼にイサクを与えた。

4 わたしはイサクにヤコブとエサウを与えた。エサウにはセイル山を与えて、それを所有させた。しかしヤコブとその子らはエジプトへ下った。

5 わたしはモーセとアロンをも送り、わたしが彼らのただ中で行ったことにしたがってエジプトを打った。その後、わたしはあなたがたを連れ出した。

6 わたしはあなたがたの父祖たちをエジプトから連れ出した。あなたがたは海に来た。エジプト人は、戦車と騎兵をもって、紅海まであなたがたの父祖たちの後を追った。

7 彼らがイエシュアに叫んだとき、その方はあなたがたとエジプト人の間に闇を置き、海を彼らの上に臨ませ、彼らを覆われた。あなたがたの目は、わたしがエジプトで行ったことを見た。あなたがたは長い間、荒野に住んだ。

8 わたしはあなたがたを、ヨルダンの向こう側に住んでいたアモリ人の地に連れて行った。彼らはあなたがたと戦った。わたしは彼らをあなたがたの手に渡し、あなたがたが彼らの地を所有できるようにした。わたしは彼らをあなたがたの前から滅ぼした。

9 そのとき、ツィポルの子バラク、モアブの王が立ち上がってイスラエルと戦い、人を送って、ベオルの子バラムを呼び、あなたがたを呪わせようとした。

10 しかし、わたしはバラムに聞こうとしなかった。それゆえ彼はあなたがたを祝福し続けた。こうしてわたしはあなたがたを彼の手から救い出した。

11 あなたがたはヨルダンを渡り、エリコに来た。エリコの人々はあなたがたと戦った。アモリ人、ペリジ人、カナン人、ヒッタイト人、ギルガシ人、ヒビ人、エブス人である。わたしは彼らをあなたがたの手に渡した。

12 わたしはあなたがたの前にスズメバチを送り、それが彼らを、すなわちアモリ人の二人の王を、あなたがたの前から追い出した。あなたの剣によるのでも、あなたの弓によるのでもない。

13 わたしは、あなたがたが労しなかった地と、あなたがたが建てなかった町々をあなたがたに与えた。あなたがたはその中に住んでいる。あなたがたが植えなかったぶどう畑とオリーブ畑から、あなたがたは食べている。』

14 それゆえ今、イエシュアを恐れ、誠実と真理をもってその方に仕えなさい。あなたがたの父祖たちが川の向こう側とエジプトで仕えた神々を取り除き、イエシュアに仕えなさい。

15 もしイエシュアに仕えることが、あなたがたにとって悪いことと思えるなら、今日、あなたがたが仕える者を選びなさい。あなたがたの父祖たちが川の向こう側で仕えた神々か、あなたがたが住む地のアモリ人の神々かを。しかし、わたしとわたしの家については、わたしたちはイエシュアに仕える。」

16 民は答えて言った。「ヤハウェが禁じられる。わたしたちがイエシュアを捨てて、他の神々に仕えるなどということがあってはならない。

17 イエシュア、わたしたちのイエシュア、その方が、わたしたちとわたしたちの父祖たちを、エジプトの地、奴隷の家から連れ上り、わたしたちの目の前でそれらの大きなしるしを行い、わたしたちが行ったすべての道において、またわたしたちが通ったすべての民のただ中において、わたしたちを守られたからである。

18 イエシュアは、わたしたちの前からすべての民、すなわちその地に住んでいたアモリ人を追い出された。それゆえ、わたしたちもイエシュアに仕える。その方はわたしたちのイエシュアであるからである。」

19 ヨシュアは民に言った。「あなたがたはヤハウェに仕えることはできない。その方は聖なるヤハウェであり、ねたむヤハウェであるからである。その方は、あなたがたの背きも、あなたがたの罪も赦されないであろう。

20 もしあなたがたがヤハウェを捨て、異国の神々に仕えるなら、その方は向きを変え、あなたがたに害をなし、あなたがたに良いことを行われた後で、あなたがたを滅ぼし尽くされるであろう。」

21 民はヨシュアに言った。「いいえ、わたしたちはイエシュアに仕えます。」

22 ヨシュアは民に言った。「あなたがたは、自分たちでイエシュアを選び、その方に仕えることについて、自分たちに対する証人である。」彼らは言った。「わたしたちは証人です。」

23 「それゆえ今、あなたがたのただ中にある異国の神々を取り除き、あなたがたの心をイスラエルのイエシュアに傾けなさい」と彼は言った。

24 民はヨシュアに言った。「イエシュア、わたしたちのイエシュアに、わたしたちは仕えます。その声に、わたしたちは従います。」

25 こうしてヨシュアは、その日、民と契約を結び、シェケムで彼らに掟と定めを設けた。

26 ヨシュアはこれらの言葉をヤハウェの律法の書に書き記し、大きな石を取り、それをそこに、イエシュアの聖所のそばにあった樫の木の下に立てた。

27 ヨシュアはすべての民に言った。「見よ、この石はわたしたちに対する証しとなるであろう。それは、イエシュアのすべての言葉を聞いたからである。その方がわたしたちに語られたものである。それゆえ、それはあなたがたに対する証しとなり、あなたがたが自分のイエシュアを否むことがないためである。」

28 こうしてヨシュアは民を去らせた。各人、その嗣業へ。

29 これらのことの後、このことが起こった。ヌンの子ヨシュア、イエシュアのしもべは、百十歳で死んだ。

30 人々は彼を、その嗣業の境の中、ティムナテ・セラに葬った。それはエフライムの山地にあり、ガアシュの丘の北側にある。

31 イスラエルは、ヨシュアのすべての日々、そしてヨシュアより長く生きた長老たちのすべての日々に、イエシュアに仕えた。彼らは、イエシュアがイスラエルのために行ったすべての働きを知っていた。

32 イスラエルの子らがエジプトから携え上ったヨセフの骨を、彼らはシェケムに葬った。ヤコブが、シェケムの父ハモルの子らから銀百枚で買った地の一区画にである。それはヨセフの子らの嗣業となった。

33 アロンの子エルアザルが死んだ。人々は彼を、彼の子ピネハスに属する丘に葬った。それはエフライムの山地で彼に与えられたものである。