コヘレトの言葉
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第1章
1 エルサレムにおける王、ダビデの子である説教者の言葉。
2 空の空、説教者は言う。空の空、すべては空である。
3 人が日の下で労するすべての労苦から、人に何の益があるのか。
4 一つの世代は去り、別の世代が来る。しかし地は永遠にとどまる。
5 太陽もまた昇り、太陽は沈み、その昇った場所へと急ぐ。
6 風は南へ行き、北へ向きを変える。それは絶えず旋回し、風はその循環にしたがって再び帰る。
7 すべての川は海に流れ込む。しかし海は満ちない。川が来る場所へ、そこへ彼らは再び帰る。
8 すべてのものは労苦で満ちている。人はそれを言い表すことができない。目は見ることに満足せず、耳は聞くことで満たされない。
9 かつてあったもの、それがこれからあるものである。なされたこと、それがこれからなされることである。日の下に新しいものは何もない。
10 「見よ、これは新しい」と言えるものがあるだろうか。それはすでに、わたしたちより前にあった昔の時代にあったものである。
11 以前の物事の記憶はない。また、後に来る者たちとともに、これから来る物事の記憶もないであろう。
12 説教者であるわたしは、エルサレムでイスラエルの上の王であった。
13 わたしは、天の下でなされるすべてのことについて、知恵をもって求め、探ることに心を与えた。このつらい労苦を、ヤハウェは人の子らに与え、それによって鍛えられるようにされた。
14 わたしは日の下でなされるすべての業を見た。すると見よ、すべては空であり、霊の煩いである。
15 曲がったものはまっすぐにすることができない。欠けているものは数えることができない。
16 わたしは自分の心と語り合って言った。「見よ、わたしは大きな地位に来て、エルサレムでわたしより前にいたすべての者たちよりも多くの知恵を得た。まことに、わたしの心は知恵と知識の大きな経験を持った。」
17 わたしは知恵を知ること、そして狂気と愚かさを知ることに心を与えた。わたしは、これもまた霊の煩いであることを悟った。
18 多くの知恵には多くの悲しみがあるからである。知識を増す者は悲しみを増す。
第2章
1 わたしは自分の心の中で言った。「さあ行け、今わたしは楽しみをもってあなたを試そう。だから快楽を楽しめ。」すると見よ、これもまた空である。
2 わたしは笑いについて言った。「それは狂っている。」そして楽しみについて、「それは何をするのか。」
3 わたしは心の中で求めた。自分の心を知恵に親しませながら、自分の身をぶどう酒に与え、愚かさをつかむことを。人の子らがその生涯のすべての日、天の下でなすべき、その良いものが何であるかを見ることができるまでである。
4 わたしは大きな業をなした。わたしは自分のために家々を建て、自分のためにぶどう畑を植えた。
5 わたしは自分のために庭園と果樹園を作り、その中にあらゆる種類の果物の木を植えた。
6 わたしは自分のために水の池を作り、それをもって木を生じさせる林に水を注いだ。
7 わたしは自分のために僕と侍女を得、わたしの家に生まれた僕たちを持った。またわたしは、わたしより前にエルサレムにいたすべての者たち以上に、大小の家畜の大きな所有を持った。
8 わたしはまた自分のために銀と金、そして王たちと諸州の特別な宝を集めた。わたしは自分のために男の歌い手と女の歌い手、そして人の子らの喜び、あらゆる種類の楽器を得た。
9 こうしてわたしは大きくなり、わたしより前にエルサレムにいたすべての者たちよりも増し加わった。またわたしの知恵はわたしとともにとどまった。
10 わたしの目が望んだものは何であれ、わたしはそれを彼らから遠ざけなかった。わたしは自分の心をいかなる喜びからも引き止めなかった。わたしの心がわたしのすべての労苦の中で喜んだからである。そしてこれが、わたしのすべての労苦からのわたしの分であった。
11 そのときわたしは、わたしの手が成し遂げたすべての業と、わたしがなすために労した労苦とに目を向けた。すると見よ、すべては空であり、霊の煩いであり、日の下に益はなかった。
12 わたしは向きを変えて、知恵と、狂気と、愚かさとを見た。王の後に来る人は何ができるだろうか。すでに成されたことにほかならない。
13 そのときわたしは、光が闇に勝るように、知恵が愚かさに勝るのを見た。
14 知恵のある人の目はその頭の中にある。しかし愚か者は闇の中を歩く。そしてわたし自身も、彼らすべてに一つの出来事が起こることを悟った。
15 そのときわたしは自分の心の中で言った。「愚か者に起こるように、そのようにわたしにも起こる。では、なぜわたしはより知恵があったのか。」そのときわたしは自分の心の中で言った。これもまた空である、と。
16 知恵のある者は愚か者以上に永遠に覚えられることはないからである。今あるものは、来るべき日にすべて忘れられるのを見るからである。そして知恵のある人はどのように死ぬのか。愚か者のようにである。
17 それゆえわたしは命を憎んだ。日の下で成される業がわたしにとってつらいからである。すべては空であり、霊の煩いであるからである。
18 まことに、わたしは日の下でわたしが負ったすべての労苦を憎んだ。わたしの後に来る人にそれを残さなければならないからである。
19 彼が知恵のある人になるか愚か者になるか、誰が知るだろうか。しかし彼は、わたしが労し、日の下で知恵を示したわたしのすべての労苦を支配するであろう。これもまた空である。
20 それゆえわたしは、日の下でわたしが負ったすべての労苦について、自分の心を絶望させることに向かった。
21 知恵と知識と公正をもって労する人がいるのに、そこでは労したことのない人に、彼はそれをその人の分として残すからである。これもまた空であり、大きな悪である。
22 人は、日の下で労した自分のすべての労苦と自分の心の煩いから、何を得るのか。
23 彼のすべての日は悲しみであり、彼の労苦は嘆きであるからである。まことに、彼の心は夜にも休まない。これもまた空である。
24 人にとって、食べ、飲み、その労苦の中で自分の魂に良いものを享受させることより良いことは何もない。これもまた、ヤハウェの手からであることをわたしは見た。
25 誰が食べることができるのか。あるいは誰がわたし以上にこれへ急ぐことができるのか。
26 ヤハウェは、御前に良い人には知恵と知識と喜びを与えられる。しかし罪人には労苦を与え、集め、積み上げることをさせ、ヤハウェの前に良い人に与えるようにされる。これもまた空であり、霊の煩いである。
第3章
1 すべてのものには季節があり、天の下のすべての目的には時がある。
2 生まれる時と死ぬ時、植える時と植えられたものを抜く時、
3 殺す時と癒す時、壊す時と建てる時、
4 泣く時と笑う時、悲しむ時と踊る時、
5 石を投げ捨てる時と石を集める時、抱く時と抱くことを控える時、
6 得る時と失う時、保つ時と投げ捨てる時、
7 裂く時と縫う時、沈黙を保つ時と語る時、
8 愛する時と憎む時、戦争の時と平和の時がある。
9 働く者は、労するそのことから何の益を得るのか。
10 わたしは、ヤハウェが人の子らに与え、その中で鍛えられるようにされた労苦を見た。
11 彼はすべてのものをその時において美しくされた。また彼は彼らの心の中に世界を置かれたので、人は初めから終わりまでヤハウェがなされる業を見いだすことができない。
12 わたしは知っている。彼らにおいて良いことはなく、ただ人が喜び、その命の間に良いことを行うのみである。
13 また、すべての人が食べ、飲み、そのすべての労苦の良いものを享受することも、ヤハウェの賜物である。
14 わたしは知っている。ヤハウェがなされるものは何であれ、永遠である。それに何も加えることはできず、そこから何も取り去ることはできない。そしてヤハウェは、人が御前で恐れるようにそれをなされる。
15 かつてあったものは今あり、やがてあるものはすでにあった。そしてヤハウェは過ぎ去ったものを求められる。
16 さらにわたしは日の下で裁きの場所を見た。そこには悪があった。そして義の場所、そこには不義があった。
17 わたしは自分の心の中で言った。「ヤハウェは義人と悪人を裁かれる。すべての目的とすべての業のために、そこには時があるからである。」
18 わたしは人の子らの状態について自分の心の中で言った。ヤハウェが彼らを明らかにし、彼ら自身が獣であることを彼らが見られるようにするためである。
19 人の子らに臨むことは獣にも臨む。まことに一つのことが彼らに臨む。一方が死ぬように、他方も死ぬ。まことに、彼らはすべて一つの息を持っている。人は獣に勝る卓越を持たない。すべては空であるからである。
20 すべては一つの場所へ行く。すべては塵からであり、すべては再び塵に帰る。
21 上へ行く人の霊と、下へ地へ行く獣の霊を、誰が知るだろうか。
22 それゆえ、人が自分の業において喜ぶことより良いことは何もないことをわたしは悟る。それが彼の分であるからである。彼の後に何があるかを、誰が彼に見させるために連れて来るだろうか。
第4章
1 こうしてわたしは帰り、日の下でなされるすべての虐げを考えた。すると見よ、虐げられた者たちの涙を。彼らには慰める者がいなかった。そして彼らを虐げる者たちの側には力があった。しかし彼らには慰める者がいなかった。
2 それゆえわたしは、すでに死んだ死者を、まだ生きている生者よりも褒めた。
3 まことに、まだ存在したことがなく、日の下でなされる悪の業を見たことのない者は、その両方よりも良い。
4 再び、わたしはすべての労苦と、すべての正しい業を考えた。これのために人は隣人に妬まれるからである。これもまた空であり、霊の煩いである。
5 愚か者は両手を組み合わせ、自らの肉を食べる。
6 静けさとともに一握りがある方が、労苦と霊の煩いとともに両手いっぱいある方よりも良い。
7 そのときわたしは帰り、日の下で空を見た。
8 ひとりでいて、第二の者がいない者がいる。まことに、彼には子も兄弟もいない。しかし彼のすべての労苦に終わりはない。彼の目も富に満足しない。また彼は言わない。「わたしは誰のために労し、自分の魂から良いものを奪うのか。」これもまた空である。まことに、それはつらい労苦である。
9 二人は一人よりも良い。彼らにはその労苦に対する良い報いがあるからである。
10 彼らが倒れるなら、一方がその仲間を起こすからである。しかし倒れたときに一人でいる者に災いあれ。彼には助け起こす別の者がいないからである。
11 再び、二人がともに横たわるなら、彼らは温かさを持つ。しかし一人がどうして一人で温かくなれるだろうか。
12 一人が彼に打ち勝つなら、二人は彼に立ち向かうであろう。そして三つ撚りの紐はすぐには切れない。
13 貧しくて知恵のある子どもは、もはや戒めを受けない年老いた愚かな王よりも良い。
14 彼は牢獄から出て治めるために来るからである。一方、その王国に生まれた者もまた貧しくなる。
15 わたしは、日の下を歩くすべての生きている者を、彼の代わりに立つ第二の子とともに考えた。
16 すべての民に終わりはない。彼らより前にいたすべての者についてもである。後に来る者たちも彼を喜ばないであろう。確かにこれもまた空であり、霊の煩いである。
第5章
1 ヤハウェの家に行くときは、あなたの足を守れ。愚か者たちの犠牲を捧げるよりも、聞くことに備えよ。彼らは自分たちが悪を行うことを考えないからである。
2 あなたの口をもって軽率であってはならない。あなたの心がヤハウェの前で何かを述べることに急いではならない。ヤハウェは天にあり、あなたは地の上にいるからである。それゆえあなたの言葉は少なくあれ。
3 夢は仕事の多さを通して来るからである。そして愚か者の声は言葉の多さによって知られる。
4 ヤハウェに誓願を立てるときは、それを果たすことを遅らせてはならない。彼は愚か者たちに喜びを持たれないからである。あなたが誓ったものを果たせ。
5 誓わない方が、誓って果たさない方よりも良い。
6 あなたの口があなたの肉に罪を犯させてはならない。また御使いの前で、それは誤りであったと言ってはならない。なぜヤハウェがあなたの声に怒り、あなたの手の業を滅ぼすべきだろうか。
7 夢の多さと多くの言葉の中にも、またさまざまな空がある。しかしあなたはヤハウェを恐れよ。
8 貧しい者の虐げと、裁きと正義の暴虐的な曲げを州で見るときは、その事に驚いてはならない。最も高い者よりも高い方が見守っておられ、彼らよりも高い者たちがいるからである。
9 さらに、地の益はすべての者のためである。王自身も畑によって仕えられる。
10 銀を愛する者は銀で満足しないであろう。豊かさを愛する者も増加で満足しないであろう。これもまた空である。
11 財産が増えると、それを食べる者たちも増える。そしてその所有者たちにとって、それを目で見ること以外に、何の良いことがあるのか。
12 労する人の眠りは甘い。少なく食べても、多く食べてもである。しかし富んだ者の豊かさは彼を眠らせないであろう。
13 わたしが日の下で見た、つらい悪がある。すなわち、所有者たちのために、その害となるように保たれた富である。
14 しかしその富は悪の労苦によって滅びる。そして彼は息子を生むが、その手には何もない。
15 彼は母の胎内から出て来たように、来たように裸で帰って行くであろう。そして彼は手に携えて行ける労苦から何も取らないであろう。
16 そしてこれもまたつらい悪である。あらゆる点で、彼は来たように、そう去るであろう。そして風のために労した者は何の益を得るのか。
17 また彼のすべての日に、彼は闇の中で食べ、病気とともに多くの悲しみと怒りを持っている。
18 見よ、わたしが見たことである。人が食べ、飲み、ヤハウェが彼に与えられる彼の生涯のすべての日、日の下で負うすべての労苦の良いものを享受することは良く、相応しいことである。それが彼の分だからである。
19 また、ヤハウェが富と財産を与え、それを食べ、自分の分を取り、その労苦の中で喜ぶ力を彼に与えられたすべての人についても、これはヤハウェの賜物である。
20 彼は自分の生涯の日を多く覚えないであろう。ヤハウェが彼の心の喜びの中で彼に答えられるからである。
第6章
1 わたしが日の下で見た悪がある。そしてそれは人々の間に一般的である。
2 ヤハウェが富、財産、名誉を与え、彼の魂が望むすべてのもののうち何も欠けることがないのに、ヤハウェがそれを食べる力を彼に与えず、見知らぬ者がそれを食べる人がいる。これは空であり、悪い病である。
3 人が百人の子どもを生み、多くの年を生き、その年の日が多くても、彼の魂が良いもので満たされず、また彼に埋葬もないなら、わたしは言う。死産は彼よりも良い、と。
4 彼は空をもって入って来て、闇の中へ去り、彼の名は闇で覆われるからである。
5 さらに彼は太陽を見たこともなく、何も知らなかった。こちらは他方よりも多くの安息を持っている。
6 まことに、彼が二千年生きたとしても、彼は良いものを見なかった。すべては一つの場所へ行くのではないか。
7 人のすべての労苦は彼の口のためである。しかし食欲は満たされない。
8 知恵のある者は愚か者よりも何を持つのか。生きている者たちの前を歩くことを知っている貧しい者は何を持つのか。
9 目の見ることは、欲望の彷徨いよりも良い。これもまた空であり、霊の煩いである。
10 かつてあったものはすでに名付けられ、それが人であることは知られている。彼は彼よりも強い方と争うことはできない。
11 空を増す多くのものがあるのを見ると、人は何の良い方になるのか。
12 この命において人にとって何が良いか、誰が知るだろうか。彼が影のように過ごす空なる命のすべての日に。誰が人に、日の下で彼の後に何があるかを告げることができるのか。
第7章
1 良い名は貴い油よりも良く、死の日は人の生まれる日よりも良い。
2 嘆きの家に行く方が、宴会の家に行く方よりも良い。それがすべての人の終わりだからである。そして生きている者はそれを心に留めるであろう。
3 悲しみは笑いよりも良い。顔の悲しみによって心が良くされるからである。
4 知恵のある者の心は嘆きの家にある。しかし愚か者たちの心は楽しみの家にある。
5 知恵のある者の叱責を聞く方が、人が愚か者たちの歌を聞く方よりも良い。
6 鍋の下の茨のパチパチいう音のように、愚か者の笑いもそのようである。これもまた空である。
7 確かに虐げは知恵のある人を狂わせる。そして贈り物は心を滅ぼす。
8 物事の終わりはその始まりよりも良い。そして霊において忍耐強い者は霊において誇る者よりも良い。
9 あなたの霊において怒ることに急いではならない。怒りは愚か者たちの胸の中に宿るからである。
10 「昔の日がこれらより良かった原因は何か」と言ってはならない。あなたはこれについて知恵をもって尋ねていないからである。
11 知恵は相続財産とともに良い。そしてそれによって、太陽を見る者たちに益がある。
12 知恵は防御であり、金も防御であるからである。しかし知識の卓越は、知恵がそれを持つ者たちに命を与えることである。
13 ヤハウェの業を考えよ。彼が曲げられたものを、誰がまっすぐにできるのか。
14 繁栄の日に喜べ。しかし逆境の日には考えよ。ヤハウェもまた、一方を他方の向いに置かれた。人が彼の後には何も見いださない終わりのためである。
15 わたしはわたしの空の日々にすべてのことを見た。自らの義の中で滅びる義人がいる。そして自らの悪の中で命を長らえる悪人がいる。
16 過度に義人であってはならない。また過度に自分を知恵ある者としてはいけない。なぜあなたは自らを滅ぼすべきだろうか。
17 過度に悪人であってはならず、愚かでもあってはならない。なぜあなたは自分の時より前に死ぬべきだろうか。
18 あなたがこれをつかむことは良い。まことに、これからもあなたの手を引き止めてはならない。ヤハウェを恐れる者はそのすべてから出て来るからである。
19 知恵は、町の中にいる十人の力ある者たちよりも、知恵ある者を強くする。
20 地の上に、良いことを行い、罪を犯さない義人は一人もいないからである。
21 また、語られるすべての言葉に心を留めてはならない。あなたの僕があなたを呪うのを聞くことのないためである。
22 幾度もあなた自身もまた他者を呪ったことを、あなたの心も知っているからである。
23 このすべてをわたしは知恵によって試した。わたしは言った。「わたしは知恵ある者になる。」しかしそれはわたしから遠かった。
24 遠くにあり、非常に深いもの、それを誰が見いだすことができるのか。
25 わたしは心を向けて、知恵と物事の理由を知り、探り、求め、愚かさの悪、まことに愚行と狂気を知ることにした。
26 そしてわたしは、死よりも苦いものを見いだす。その心が罠と網であり、その手が縛るもののような女である。ヤハウェを喜ばせる者は彼女から逃れるであろう。しかし罪人は彼女によって捕らえられるであろう。
27 見よ、これをわたしは見いだした、と説教者は言う。一つ一つ数えて、その説明を見いだすためである。
28 わたしの魂はなお求めているが、わたしは見いださない。千人の中に一人の男をわたしは見いだした。しかしそれらすべての者の中に一人の女もわたしは見いださなかった。
29 見よ、これだけをわたしは見いだした。ヤハウェは人をまっすぐに造られた。しかし彼らは多くの工夫を求めた、ということである。
第8章
1 知恵ある人のような者は誰か。物事の解釈を知る者は誰か。人の知恵はその顔を輝かせ、その顔の大胆さは変えられるであろう。
2 わたしはあなたに勧める。王の命令を守れ。そしてそれはヤハウェの誓いに関してである。
3 彼の前から出て行くことに急いではならない。悪のことに立ってはならない。彼は喜ぶものは何でも行うからである。
4 王の言葉がある所には力がある。そして誰が彼に「あなたは何をなさるのか」と言えるだろうか。
5 命令を守る者は悪いことを感じないであろう。そして知恵ある人の心は時と裁きの両方を識別する。
6 すべての目的には時と裁きがあるので、それゆえ人の悲惨は彼の上に大きい。
7 彼はやがてあるものを知らないからである。いつそれがあるかを誰が彼に告げることができるのか。
8 霊を留めるために霊の上に力を持つ人はいない。死の日にも力はない。その戦争に免除はない。悪も、それに与えられた者たちを救い出さないであろう。
9 このすべてをわたしは見て、日の下でなされるすべての業に自分の心を適用した。一人の人が他の人の上に、その人自身の害となるように治める時がある。
10 そしてわたしは、聖なる場所から来て去った悪人が埋葬されるのを見た。そして彼らは、そのように行った町で忘れられた。これもまた空である。
11 悪の業に対する宣告が速やかに実行されないので、それゆえ人の子らの心は、その中で悪を行うことに完全に定まっている。
12 罪人が百回悪を行い、その日が長くされても、しかしわたしは確かに知っている。ヤハウェを恐れ、御前で恐れる者たちには良いことがあるであろう、と。
13 しかし悪人には良いことはないであろう。彼は影のような自分の日を長くすることもない。彼はヤハウェの前で恐れないからである。
14 地の上でなされる空がある。悪人の業に応じて彼らに臨む義人がいる。再び、義人の業に応じて彼らに臨む悪人がいる。わたしは言った。これもまた空である、と。
15 そのときわたしは楽しみを褒めた。日の下で人には、食べ、飲み、楽しむことより良いものがないからである。それは、ヤハウェが日の下で彼に与えられる彼の生涯の日々に、彼の労苦から彼とともにとどまるであろうからである。
16 わたしが知恵を知ることと、地の上でなされる務めを見ることに自分の心を適用したとき、(昼も夜も自分の目で眠りを見ない者もいるからである、)
17 そのときわたしはヤハウェのすべての業を見た。人は日の下でなされる業を見いだすことができない。人がそれを求めて労しても、彼はそれを見いださないであろうからである。まことにさらに、知恵ある人がそれを知ろうと考えても、彼はそれを見いだすことができないであろう。
第9章
1 このすべてについてわたしは自分の心の中で考え、まことにこのすべてを宣言した。義人と知恵ある者と彼らの業はヤハウェの手の中にある。人は、彼らの前にあるすべてのものによって、愛も憎しみも知らない。
2 すべてのことはすべての者に等しく来る。義人にも悪人にも、一つの出来事がある。良い者と清い者と汚れた者にも、犠牲を捧げる者と犠牲を捧げない者にもである。良い者は罪人のようであり、誓う者は誓いを恐れる者のようである。
3 日の下でなされるすべてのことの中に悪がある。すべての者に一つの出来事があることである。まことに、人の子らの心も悪で満ち、彼らが生きる間、狂気が彼らの心の中にあり、その後、彼らは死者のもとへ行く。
4 生きているすべての者に結ばれている者には希望があるからである。生きている犬は死んだライオンよりも良いからである。
5 生きている者は自分たちが死ぬことを知っているからである。しかし死者は何も知らず、彼らにはもはや報いはない。彼らの記憶は忘れられているからである。
6 また彼らの愛も、彼らの憎しみも、彼らの妬みも、今すでに滅びた。そして彼らは、日の下でなされるいかなることにも、永遠にもはや分を持たない。
7 あなたの道を行け。喜びをもってあなたのパンを食べ、楽しい心をもってあなたのぶどう酒を飲め。ヤハウェは今あなたの業を受け入れておられるからである。
8 あなたの衣服はいつも白くあれ。そしてあなたの頭に油が欠けることのないようにせよ。
9 あなたが愛する妻とともに、あなたの空の命のすべての日を楽しく生きよ。それは彼が日の下であなたに与えたもので、あなたの空のすべての日である。それがこの命におけるあなたの分であり、日の下であなたが負うあなたの労苦における分だからである。
10 あなたの手がなすべきことを見いだすものは何であれ、あなたの力をもってそれをせよ。あなたが行く墓の中には、業も、工夫も、知識も、知恵もないからである。
11 わたしは帰り、日の下で見た。競走は速い者に、戦いは強い者に、しかしパンも知恵ある者に、富も理解のある人に、好意も技のある人にあるのではない。しかし時と偶然が彼らすべてに起こる。
12 人もまた自分の時を知らないからである。悪の網に捕らえられる魚のように、罠に捕らえられる鳥のように、そのように人の子らは、それが突然彼らの上に落ちるとき、悪の時に罠にかけられる。
13 この知恵もわたしは日の下で見た。そしてそれはわたしにとって大きく思えた。
14 小さな町があり、その中に人は少なかった。そして大きな王がそれに敵して来て、それを包囲し、それに対して大きな砦を築いた。
15 その中には貧しく知恵ある人が見いだされた。そして彼は自分の知恵によって町を救い出した。しかし誰もその同じ貧しい人を覚えなかった。
16 そのときわたしは言った。「知恵は力よりも良い。」それにもかかわらず貧しい人の知恵は軽蔑され、彼の言葉は聞かれない。
17 知恵ある者たちの言葉は、愚か者たちの中にあって治める者の叫びよりも、静けさの中で聞かれる。
18 知恵は戦争の武器よりも良い。しかし一人の罪人は多くの良いものを滅ぼす。
第10章
1 死んだ蝿は薬種屋の油に悪臭を放たせる。知恵と名誉の評判のある人についても、少しの愚かさはそのようにする。
2 知恵ある人の心はその右手にある。しかし愚か者の心はその左にある。
3 まことに、愚か者が道を歩くときにも、彼の知恵は彼を欠く。そして彼はすべての人に、自分が愚か者であると言う。
4 治める者の霊があなたに敵して立ち上がるなら、あなたの場所を離れるな。従うことは大きな過ちを静めるからである。
5 わたしが日の下で見た悪がある。治める者から出る誤りのようなものである。
6 愚かさは大きな尊厳に置かれ、富んだ者は低い場所に座る。
7 わたしは僕たちが馬の上にいるのを見た。そして君主たちが地の上で僕たちのように歩いているのを。
8 穴を掘る者はその中に落ちるであろう。そして垣根を壊す者は、蛇に咬まれるであろう。
9 石を取り除く者はそれによって傷つけられるであろう。そして木を割る者はそれによって危険にさらされるであろう。
10 鉄が鈍く、彼が刃を研がないなら、そのとき彼はより多くの力を入れなければならない。しかし知恵は導くのに有益である。
11 確かに蛇は呪文なしに咬むであろう。そしておしゃべりはそれ以上良くない。
12 知恵ある人の口の言葉は恵み深い。しかし愚か者の唇は彼自身を飲み込むであろう。
13 彼の口の言葉の始まりは愚かさである。そして彼の話の終わりは悪意ある狂気である。
14 愚か者も言葉で満ちている。人は何があるかを告げることができない。そして彼の後に何があるか、誰が彼に告げることができるのか。
15 愚か者たちの労苦は彼ら一人一人を疲れさせる。彼は町へ行く方法を知らないからである。
16 災いあれ、あなたに、おお地よ。あなたの王が子どもであり、あなたの君主たちが朝に食べるとき。
17 祝福あれ、あなたに、おお地よ。あなたの王が貴族たちの子であり、あなたの君主たちがふさわしい時に、力を得るため、酔うためではなく食べるとき。
18 多くの怠惰によって建物は崩れる。そして手の怠慢を通じて家は漏れる。
19 宴会は笑いのために作られ、ぶどう酒は楽しくさせる。しかし金はすべてのことに答える。
20 王を呪ってはならない。あなたの思いの中でもそうしてはならない。そして富んだ者をあなたの寝室で呪ってはならない。空の鳥が声を運び、翼を持つものがその事を告げるからである。
第11章
1 あなたのパンを水の上に投げよ。多くの日の後、あなたはそれを見いだすであろうからである。
2 七人に分を与え、八人にも与えよ。地の上に何の悪があるかをあなたは知らないからである。
3 雲が雨で満ちているなら、それらは自らを地の上に空にする。そして木が南へ倒れるか、北へ倒れるか、木が倒れる場所に、そこにそれはあるであろう。
4 風をうかがう者は種を蒔かないであろう。そして雲を見る者は刈り取らないであろう。
5 あなたは霊の道が何であるかを知らず、子を宿している者の胎内で骨がどのように育つかも知らないように、そのようにあなたは、すべてをなされるヤハウェの業を知らない。
6 朝にあなたの種を蒔け。そして夕方にあなたの手を止めてはならない。こちらが栄えるか、あちらが栄えるか、あるいはそれら両方がともに良いかをあなたは知らないからである。
7 まことに光は甘く、目が太陽を見ることは楽しいことである。
8 しかし人が多くの年を生き、そのすべてにおいて喜んでも、彼は闇の日を覚えよ。それらは多いであろうからである。来るものすべては空である。
9 喜べ、おお若者よ、あなたの若さにおいて。そしてあなたの心があなたの若さの日々にあなたを励まし、あなたの心の道とあなたの目の見る中に歩め。しかしあなたは知れ。これらすべてのことのためにヤハウェがあなたを裁きに連れて来られることを。
10 それゆえあなたの心から悲しみを取り除き、あなたの肉から悪を遠ざけよ。幼少と若さは空であるからである。
第12章
1 あなたの創造主をあなたの若さの日々に覚えよ。悪の日が来ない間、年が近づかない間に。そのときあなたは言うであろう。「わたしはそれらに喜びを持たない。」
2 太陽、あるいは光、あるいは月、あるいは星が暗くならず、雨の後に雲が帰らない間に、
3 家の番人たちが震え、強い男たちが自らを屈め、粉挽く者たちが数が少ないのでやめ、窓から覗く者たちが暗くなる日に、
4 通りで扉が閉ざされ、挽く音が低くなり、彼が鳥の声で起き上がり、音楽の娘たちがすべて低くされるとき、
5 また彼らが高いものを恐れ、道に恐れがあり、アーモンドの木が花咲き、いなごが重荷になり、欲望が衰えるとき。人がその長い家へ行き、嘆く者たちが通りを回るからである。
6 銀の紐が解かれる前に、あるいは金の鉢が砕かれる前に、あるいは水瓶が泉で砕かれ、あるいは車輪が水槽で砕かれる前に。
7 そのとき塵はかつてあったように地に帰るであろう。そして霊はそれを与えられたヤハウェに帰るであろう。
8 空の空、説教者は言う。すべては空である。
9 さらに、説教者は知恵があったので、彼はなお民に知識を教えた。まことに、彼はよく注意し、探り出し、多くの箴言を整えた。
10 説教者は受け入れられる言葉を見いだそうと求めた。そして書かれたものはまっすぐであり、まことに真理の言葉であった。
11 知恵ある者たちの言葉は突き棒のようであり、集会の主たちによって打ち込まれた釘のようであり、それらは一人の羊飼いから与えられる。
12 さらに、これらによって、わたしの子よ、戒めを受けよ。多くの書物を作ることに終わりはない。そして多くの学びは肉の疲れである。
13 物事全体の結論を聞こう。ヤハウェを恐れ、その命令を守れ。これが人の全体の義務であるからである。
14 ヤハウェはすべての業を、すべての隠れたものとともに裁きに連れて来られるからである。それが良いものであれ、悪いものであれ。